よい病院、よくない病院の見分け方[石井友二]

マネジメントの巧拙が、病院の良し悪しを決めます。多くの病院コンサルティングの成果をお伝えし、自院の運営に役立たせていただくことを目指します。職員がやりがいをもって働ける環境づくりも、もう一つの目的です

2007-05-01から1ヶ月間の記事一覧

日本と中国(4)

耳について離れない言葉。障害者連合の西城区の女性の理事長が話したこと。私が年を取ったときどうやって生きていけばよいのだろう。 でも、介護施設の本当に優しい目をした介護スタッフがいいました。私たちは、懸命に地域の人を守りたい。その言葉に少し救…

日本と中国(3)

医療と介護の問題は世界共通です。 確かに高齢者が増えてきたことは間違いありません。 高齢者が安心して生活できる社会をどうつくるのか、世界中の国の悩みでしょう。高齢者が長命になる。社会で活躍するそんな機会をより多くつくりあげるとともに、健康で…

北京で中国国際福祉博覧会(2)

北京の福祉博覧会では、日本と中国のマーケットの状況が異なるかがわかります。 まず、人がすごく並んでいるブースがありました。人だかりのブースをよくみると、血圧計の測定をしている老人が沢山ならんでいるのでした。 O社の血圧計のブースでしたが、日…

日本と中国(2)

で、通訳の方の自宅170平米、一般的には120平米程度はあると思いますとか話されると悲しいものがありました。そんなことはないでしょう、といいましたが、滝や川のある公園付き、スプリンクラーがそこらじゅうの芝生に水をまいていましたし、入り口守…

日本と中国(1)

今回は、中国の医療を垣間見ることができました。また、介護についても同様です。 前者については圧倒的な医師やスタッフの数に支えられた病院のマネジメントに驚きましたし、何よりも公立の病院が絶対に赤字にならないマネジメントを志向していることがわか…

中国高級有料老人ホームと一般の有料老人ホーム(3)

2.一般の有料老人ホーム ここは自立できない者が入所しており、かつ脳神経障害や認知症の利用者が80%だそうです。入居金は0円、そして毎月のコストが、1100元~1800元必要となるということでした。北京市内に公的な介護施設は123、民間は郊…

中国高級有料老人ホームと一般の有料老人ホーム(2)

1.高級有料老人ホーム 中国有料老人ホームの入居者は原則として(というか絶対的に)自立できる人です。オーナーは日本の感覚では老人クラブという感じかな、といった説明をしていました。入居時に職業や趣味、人柄をチェックし、他者との関係をつくること…

按摩治療の病院と北京大学附属病院(2)

中国といえば漢方といった考え方は、はっきりいってまったく間違いであることがわかりました。按摩院では漢方での治療は行っているものの、北京大学ではまったくの西洋医学での対応です。複合医療といった考え方もありません。 漢方医は就職もできないという…

万里の長城の階段(2)

万里の長城へ行くためには、懸命に歩く、そして降りるためにもこれまた懸命です。しかし、目的の場所に上がったときと降りてきたときには達成感があります。目的を決めて行動する。そして行動し、達成することで得られる満足感はとても大きいものがあります…

万里の長城の階段(1)

あまりの高さに恐怖こそ覚えました。実際に自分の足で登るのはとてもリスクがありました。というか年配の方も若いかたも、よく登るなというのが率直な感想です。何が大変かというと道の方端の柵が膝上程度しかないことです。何かあれば外に落ちる感じでした…

中国障害者連合会とのミーティング(2)

障害者連合会での話を再度説明します。 社区は、総世帯数3000をベースとして、1万人を想定した組織単位です。この単位に対し、障害者連合では5~6名のメンバーで委員会をつくり、政策がうまく機能しているのかを管理します。連合会の収益は大半が国か…

中国障害者連合会とのミーティング(1)

本日、中国障害者連合会とのミーティングを行いました。目的は、中国政府の障害者政策についての調査と、親交を深めるためのものです。女性の手(Yu)理事長及び刘(Liu)副理事長からお話を聞きました。 中国では区の最終区分とし、社区という単位があります…

中国高級有料老人ホームと一般の有料老人ホーム(1)

昨日と本日、中国老人ホーム2つを訪問しました。高級優良老人ホーム北京太申祥和山荘及び般有料老人ホーム吉安老年養老院(YMCA合体事業)の視察が目的です。 前者は、最低60万元(約900万円を入居時に支払うと、後は毎月食費と釣り代程度の支払い以外…

按摩治療の病院と北京大学附属病院の見学(1)

今日は、中国でも連休で、病院は実は皆休み(の筈)でしたが、トラベルパートナーズ北京の郭(かく)さんお願いしてさまざまなアテンドをしてもらいました。 北京按摩医院(医院というのは病院のことでもある)は、50年の歴史をもつ病院で、もともと朝鮮戦…

北京で中国国際福祉博覧会(1)

本日は、中国国際福祉博覧会に行きました。中国障害者連合会の主催で行なわれました。福祉用具の展示会といったところで、今回の北京訪問の主目的ではありませんが、これからの高齢者介護において、何かのヒントがあればということでした。 まず、協賛がマイ…

中国の病院と施設

今日は北京に、病院と介護施設の視察にきています。北京空港からホテルに直行したので、街の様子はよくわかりません。 高速道路からみえる建物の規模は確かに日本にはない大きさでしたが、上海の北京国際ホテルの窓から見える北京駅は東京駅よりも小さくみえ…