よい病院、よくない病院の見分け方[石井友二]

マネジメントの巧拙が、病院の良し悪しを決めます。多くの病院コンサルティングの成果をお伝えし、自院の運営に役立たせていただくことを目指します。職員がやりがいをもって働ける環境づくりも、もう一つの目的です

2013-10-01から1ヶ月間の記事一覧

台風と医療

いま、私を乗せた空港バスが、少し小雨になった夜の街を懸命に走っています。 最終の便に間に合わせるためです。 病院をで出て他の場所でミーティングをしたのち慌ててバスに飛び乗ったときには、台風で高道路がへ閉鎖されているという噂や、雨で車が混んで…

病院経営で最近思うこと

病院の経営でもっとも重要なことは何かを考えます。患者さんが来院すること。それが一番です。 そのためにどのような体制を整備するのか。これに尽きます。逆にいえば、患者さんが来院するためには、どのような体制を整備すればよいのかということでもありま…

医療における適正利益とは

適正利益とは、患者、業者、職員、病院などすべての利害関係者の誰もが損をしない範囲の利益をいいます。 適正利益を出すためには、当該病院が地域で比較優位をもたなければなりません。 特徴を出し、医療の質を向上させて、情報開示を行うなかで、地域の信…

報告権限の背景にあるもの

権限規程における報告権限について説明します。 報告とは、下位職位者が上位職位者に職務遂行状況につき、その都度又は定期的に、通知すること及び業務執行の結果について上位職位者が下位職位者に説明を求める行為をいいます。 報告を受ける者は、すべての…

承認権限が行使されているか

承認とは、職位者が与えられた職務を遂行するに当たって、下位職位者の提案に対して自己の責任において自らの判断と責任において最終的に決裁することをいいます。 起案、審査されて上にあがってきた案件や事項について、最後にその行為を行ってもよいとい…

審査権限というもの

審査とは、業務活動が定められた方針・計画または手続等に合致しているか否かを調査し、判定することをいいます。 誰かが起案したことを、チェックする人の行為をいいます。誰かが「伺いをたてる」ことをしたときに、いきなり指示や命令、承認を受けるのでは…

起案権限というもの

起案とは、案を作成し、上位職位者の決定を求める行為や提案をいいます。もともと、権限を委譲されている職員であれば、その職員の判断で業務を行うことができますが、そうではない、何かを決裁する権限をもたない職員は、ある事をして良いのか、良くないの…

環境変化への適応をしなければ、間に合いません

凄い時代に入りました。平成25年6月に、日本の政府債務は1000兆円を超えました。 GDP比でいえば、200%をとっくに超え、第二次世界大戦の前、最悪の借金を持った時期を凌駕しています。 平成25年10月現在、米国の債務引上げ問題が世界を震…

権限規程が大切です

組織が機能を果たすためには、それぞれの部署において役割を持った者が、責任と権限をもって業務を行う必要があります。 病院でも、理事長をはじめとした管理者、そしてその指示のもとで活動する監督者、さらに現場で決められた業務を行う一般職がそれぞれの…