よい病院、よくない病院の見分け方[石井友二]

マネジメントの巧拙が、病院の良し悪しを決めます。多くの病院コンサルティングの成果をお伝えし、自院の運営に役立たせていただくことを目指します。職員がやりがいをもって働ける環境づくりも、もう一つの目的です

2013-05-01から1ヶ月間の記事一覧

クリティカルパスを使う病院

多くの急性期病院ではパスの使用が盛んです。 先日、ある病院のパス委員会のミーティングで再確認した事項が以下です。 疾患ごとに治療内容や検査、達成すべき目標を明確にした工程表をクリティカルパスといいます。ご承知のように、早期に治療を完了するた…

だらだらからメリハリに

ややもすると、怠惰な方向に行きがちな自分を真っ直ぐな道に引き戻すのは、とても骨がおれます。 目覚ましが、鳴ってからしばらく起きれないことや、電車のなかで本を読めないことから始まり、仕事の期日を自分で設定してしまうこと、食欲の虜に鳴ってしまう…

満足できる最期を迎えるために

毎日同じ方向の仕事をしていると、毎日が単調になり、やるべきことをしているのに、ふと考えると、何かをやり残したような気になることがあります。 計画をある程度こなしています。これからやろうとすることも目に見えてもいます。ただ、何か足りないような…

口が災いの元ではない

言わなくても良いことを言って、後で後悔することがあります。話すことを生業(なりわい)の一つとしていても、そこを越えることができません。 熟考する必要があります。口に罪を着せるのではなく、とことん考えなかったことに問題があることが判ります。 考…

誉めること誉められること

社会や組織において、誰かを誉めることにはいくつかの効用があります。以下説明します。 誉めることには、2つの区分があります。一つは心から誉めること、二つ目は意識して誉めることです。 前者には3つの着眼が、そして後者には2つの着眼があります。 …

生きることと活きること

朝、自宅の玄関で靴を履くとき、これから一日が始まるという気持ちになります。 そして一日懸命に働き毎日夜遅く、ときには0時近くに自宅に帰り、目覚ましをセットして、時間が来れば目覚め、洗面をして着替え、朝食をとり、また靴を履きます。 毎日の目標…

小さい社会に学ぶ

午前中は医療や介護から離れて、監査のため幼稚園に行きます。 園長は代々幼稚園を運用する学校法人の理事長の養子になり、学校法人を継続している、ある意味貴重な法人です。理事長はすべてを幼稚園にかけるため結婚しない掟があり、代々養子を続けること…

変化と不変

いま、仕事で大阪梅田に来ています。時間までの間、近くの店でコーヒーをいただきながら思うこと。しばらく来ていなかった梅田ですが、明らかに大阪駅も変わり、周辺も以前から開発されていたところのかたちができたという印象です。 そもそも大阪駅に移動…

時間は自分に与えられた唯一無比の管理可能な資源である

時間をどのように使うのか、使ってしまうのか。人は自由に自分の時間を管理できます。 もちろん、さまざまな制約により、自分が思うように自分のしたいように時間を使えないことが多くありますが、元をただせばそうした使い方をすることも自分で選択したこと…

自分で行うメンタルケア

何かの刺激があると、心はあっという間に影響を受けます。静かだった心も乱れるし、落ち込んだり、心配したり、悩んだり、また、逆に昂揚したり…。あとで考えればなんでもないことが、そのときには大きく環境から影響を受けることになります。 先日も、私に…

リンカーンから学んだこと

映画を観ました。 テーマは奴隷解放と南北戦争終結ですが、リンカーンの映画で学んだことがいくつかあります。 (1)ストーリー(エピソード)を使い、皆を納得させる (2)ユーモアに長けている (3)強い思いを実現するため行動すれば支持してくれる人が…

コミュニケーションは活力の源泉

医師面談をすると、看護師の課題や事務スタッフの課題がみえてきます。医師はその都度、看護部に話をしたり、事務長に課題を説明しますが、それが雲散霧消し、問題解決が行われないことがあります。 医師の説明の仕方が問題、話をした相手の受け止め方の問題…

小さな勇気

何か始めるとき、またそれを続けていくときには、小さな勇気が必要です。 何かを始めようとするときに「思い切って」何かを始めないと、日頃の慌ただしさにかまけて、なかなかスタートできないことがあるからです。 思い切る、という言葉には、「諦める、断…