よい病院、よくない病院の見分け方[石井友二]

マネジメントの巧拙が、病院の良し悪しを決めます。多くの病院コンサルティングの成果をお伝えし、自院の運営に役立たせていただくことを目指します。職員がやりがいをもって働ける環境づくりも、もう一つの目的です

2013-07-01から1ヶ月間の記事一覧

尊敬できる医師

私の尊敬する医師のなかに、ERにいたのち、内科医としていくつかの病院を周り、病院の幹部になり、さらにクライアントの病院に転勤してきた医師がいます。 彼は、いつも穏やかで、冷静です。救急車もすべて受けて、自ら診察し処置をして、最適な手段により次…

高齢者住宅は医療の機能を強化する

少子高齢化や経済不活性を原因として、日本の財政が逼迫するなか、医療費や介護給付の原資を確保することが困難となってきました。厚労省は病院の機能分化や平均在院日数短縮を以って病院病床削減の方針を出しています。 急性期は急性期らしく、慢性期は慢…

教育員会のあり方について

ある病院での教育委員会運営のためのミーティングでの内容です。一部を提示します。 厳しい環境を乗越えるために、教育を行うことが各病院の大きなテーマになっています。職員からみればこの環境下においてプロとしての自らの力を身につけることができなけれ…

高齢者住宅を活用した医療機関の勝ち残り戦略

先日、銀行及びハウスメーカー共催のサ付き住宅のセミナーを行いました。この類のセミナーは既に20回ほど全国で行っております。 厚労省は、機能分化と平均在院日数短縮により、病院病床の削減を行うということを、医療制度改革の柱としています。 いうま…

パスは病院変革ツール

クリティカルパスと実際の治療の差についてはバリアンス(標準からの逸 脱)として把握し記録し、管理することが必要となります。日数バリアンス とアウトカムバリアンスがあります。 クリティカルパスを運用する段階では、パスを活用した原価計算に踏み込 …

日々の行動と医療

成熟した組織で働く者は、安定したなかに身を置くことが多く、改革を行おうとする環境的な要因が不足するため、行動が急進的になりづらい傾向があります。 しかし、切羽詰まった組織においては、あれもこれもやらなければ生き残っていけないため、あらゆる改…