よい病院、よくない病院の見分け方[石井友二]

マネジメントの巧拙が、病院の良し悪しを決めます。多くの病院コンサルティングの成果をお伝えし、自院の運営に役立たせていただくことを目指します。職員がやりがいをもって働ける環境づくりも、もう一つの目的です

2021-06-01から1ヶ月間の記事一覧

権限と責任

組織は人により構成されます。役割により、職位は管理職、監督職、一般職に分類されます。 病院であれば、理事長、院長や副院長、事務長や看護部長、診療支援部長といった者が管理者に該当します。その下位に師長や課長などの中間管理職(監督職)があり、一…

病院改革の考え方

体系的な病院マネジメントの必要性が理解されてきました。 それは病院の医師やスタッフを懸命に働かせるためにあるのではありません。病院マネジメントは、 地域のマーケティングを行う、 病院のSWOT分析を行い、どこに進めばよいのかについて強みを伸ばす方…

成功のための6つの視点  

思いをもち、やりたいこと、やらなければならないことを決め、その実現のために力をつけるとともに、多くの人々の役に立つことで、彼らから支援を受け、成果を挙げるのがビジネス成功の要諦です。 ビジネスパーソンは自分を鍛え得意分野をつくり、他者との関…

組織一丸となって

病院の経営は、マネジメントサイドが行う、という思考ではなく、前提として一人ひとりの医師の思いとのすり合わせ、あるいは議論が必要だと思います。従来からマネジメントサイドが病院の戦略を決め、枠組みを設定し、そのなかで医療を推進するという手法が…

医師と病院マネジメント

私には尊敬する医師が数多くいますが、そのなかの一人と話をしたときに、マネジメントが話題になりました。 ある医師は、ながく院長経験をもち、成果をあげようと努力をするプロセスにおいて、自然と病院マネジメントはどうあるべきかを考え行動して、もとも…

新宿の雑踏に生まれ、育ち、生きる

私が生まれたのは、歌舞伎町にほど近い明治通り沿い、職安通り近くの、今はオフィスビルになっている日赤産院でした。 当時のことを詳しく覚えている由もありませんが、小学生の頃から歌舞伎町の雑踏に足を踏み入れ、中学校の頃には友人が多かった新大久保の…

4つの先回りの徹底

「相手よりも先に物事をしたり、考えたりすること」を先回りといいます。今回は先回りについて考えます。 ここで、先回りの検討を行うとき、「先回り」を広めに定義します。「相手」は、人や組織のみならず時代や環境と捉えること、そして「物事をしたり、考…

原因と結果の循環

物事には原因があって結果がある、というのは誰でも理解できます。 ところが不都合なことが起こると、それは自分のせいではなく、他人や環境のせいである、とする人がいます。自分に不利益なことは、他人や環境のせい(原因)にして自分の責任を逃れることは…

ビジネスはアートだ

ビジネスとアートをテーマとした書籍が数多く出版され、また両者の関係がさまざまなところで議論されています。「アートをビジネスに活かそう」という文脈です。今回のテーマです。 たまに美術館に行きますが、門外漢の私がアートについて深く語ることはおこ…