よい病院、よくない病院の見分け方[石井友二]

マネジメントの巧拙が、病院の良し悪しを決めます。多くの病院コンサルティングの成果をお伝えし、自院の運営に役立たせていただくことを目指します。職員がやりがいをもって働ける環境づくりも、もう一つの目的です

2023-02-01から1ヶ月間の記事一覧

接遇は思いと技術の発露である

医療では、患者を心から慈しみ、彼らが安心して医療サービスを受けられるよう笑顔、挨拶、礼節、すなわち接遇は不可欠です。 しかし「接遇とは患者のニーズに応えること」をいうのであり、いくらよい笑顔をしても適切ではない医療を提供するのであれば、目的…

金融機関とどう付き合うか

医療機関は金融機関との取引を避けられません。 いま日本が置かれている現状を鑑みると、金融機関との関係づくりがより重要度を増してくる時代になりました。 医療機関は金融機関と密接な関係をつくり、常になんらかの形で彼らの力を借り組織運営を行ってい…

診療所繁栄のための基本行動

最近、診療所の開業や承継がブームです。 診療所繁栄の基本は集患です。患者がどれだけ来院してくれるのかに全てが依存しています。パーパスを明確に打ち出すなかで来院を促す戦略を明確にするとともに、スタッフの質を高め、多くの新規患者やリピーター患者…

CT空いています

「CT空いています」 先日ある病院の健診センター前で見かけたこの表示は今までにないとても斬新なものです。「心配であればいつでも撮影するので来てね」という医療側の思いを利用者に伝えるものだからです。 病院は従来待つ医療を行ってきました。「患者が…