よい病院、よくない病院の見分け方[石井友二]

マネジメントの巧拙が、病院の良し悪しを決めます。多くの病院コンサルティングの成果をお伝えし、自院の運営に役立たせていただくことを目指します。職員がやりがいをもって働ける環境づくりも、もう一つの目的です

介護ゴーゴー

介護事業を守るために

介護事業を守るために、保険だけに依存した介護事業をしてはなりません。自費にすればよいのではなく、一般企業が高齢化を日本の優位性として捉え、高齢者が健康で豊かに暮らせる社会をつくるために叡智を出し、新しい聖商品サービスやソフト、システムを開…

介護サービスの制約

介護サービスの根本的なネックは、介護従事者です。 どう考えても、高齢者数は増加する、介護サービスを提供する従事者となる年齢層の人口は減少するという図式があります。すなわち、介護サービスを受けなければならない高齢者は増加しており、実際に介護サ…

ココチケア忘年会と医療介護

ココチケアの忘年会が昨日ありました。 医療法人明正会の近藤理事長の年末の締めの挨拶があったあと、来賓紹介が行われました。次に来年の職員数は600人になるとココチケアの近藤社長から話がありました。そして懇談と食事になりましたが、意外と穏やかに会…

ココチケア若き騎士達

ホワイトボックスが関与させていただいている、ココチケアは、いまとても伸び盛りです。グループホームや小規模多機能、高専賃やケアハウス、ケアサービスや訪問看護やリハ、等々大半の介護事業を手がけています。 パーティともなれば、300人以上の職員が…

サ高住は医療制度改革の救世主

昨日は、広島で今井産業常務の大造さんと、仕事が終わったあと久しぶりに会食をしました。 同社近くの焼肉店での一コマです。今井産業はサ高住(サービス付高齢者向け住宅)の建設で成果をあげています。彼らはもうすでに数多くのサ高住を建設してきています…

ココチケア取締役会は喧々諤々

勢いのある取締役会である。 ココチケアで運営するすべての介護事業が黒字になった。小規模多機能だけが残っていたが、すでに25人の定員クリヤーし、今月からやっと黒字にこぎつけたもの。 高専賃2つ、グループホーム7つ、訪問看護ステーション2つ、ヘ…

ココチケア幹部集合

先日、ココチケア本社でミーティングをしたときの幹部勢揃い。 左から近藤理事長(先生はココチケアのファウンダーとして関与するが、明正会の理事長なのでココチケアの取締役にはなっていない)。馬場社長、そして近藤専務である。 この日のミーティングは…

介護事業者への提案

ホワイトボックスがコンサルティングしている診療所が通所リハを運営しています。オーナーは常に伝承されているノウハウを標準化していきたいと考えていましたが、今回マニュアルを作成することになりました。弊社スタッフが、説明した、超簡単にマニュアル…

あなたはリーダーとして、中間管理職として責務を果たしているか

今、新宿から特急乗り移動しています。特養の幹部への面談を行うためです。今日は、どちらかというと現場で頑張っていただいているリーダーから話を聞くつもりです。 組織は、結局はそこに所属するスタッフのアクティビティにより成果をあげられるかどうかが…

医療・看護、そして介護に対する思い

私は現在、長野県にある社会福祉法人の理事となり、特養のマネジメントに携わっている。 いままでココチケアを通じて、高齢者専用賃貸住宅や小規模多機能、グループホーム、ヘルパーステーション、訪問看護については身近に触れる機会はあったが、特養には関…

社会福祉法人への関与

長野県の社会福祉法人の監査をしました。 私たちは医療経営については約15年コンサルティングを行っていますが、介護についてはまだまだ勉強不足です。 ホワイトボックス社は株式会社ココチケアに関与し、介護事業に対する理解を深めていますが、これから…

ホワイトボックスと介護マニュアル

スキルインフォメーション(杉本社長=写真)が販売しているマニュアル作成及び運用ソフト、ナイスナレッジを介護用に展開することになりました。 ナイスケアナレッジという商品です。これはマニュアル作成段階での権限を明確にしたうえで、改定を容易に行え…

高橋泰先生は、人口問題から高齢者医療介護を考える

高専賃フェアのA会場では、国際医療福祉大学大学院教授の高橋泰先生が、人口問題から高齢者医療介護を考える、というタイトルで唯一、48人の他の講師の倍の時間を費やし、セミナーをされていました。 高橋先生は、少し前にDPC協議会の理事会でお会いし…

ココチケアの明正会グループ経営方針発表会開催(2)

経営方針発表会は、数人の来賓の方から心に残るお祝いのお言葉をいただいたのち、近藤先生が手当ての心や、社会人として職業人として、そして人間としてどうのように生きるべきかという話をして集まった200人以上の職員と数十人の来客からの喝さいを浴び…

ココチケアの明正会グループ経営方針発表会開催(1)

本日霞が関ビルの東海大学倶楽部で、毎年恒例のココチケアが一員である明正会グループ経営方針発表会が開催されました。この会は近藤理事長がもう10年以上前から行っているものです。 一年間の経営方針や戦略、事業計画を、まるで上場会社のように情報開示…

ココチケアと高齢者住宅新聞社 網谷敏数社長

先日、当社の下にある割烹で、高齢者住宅新聞社 網谷敏数社長とココチケアのファウンダーで医療法人明正会の近藤正明理事長と会食をしました。唯一高齢者の住宅を専門に扱っている媒体で発行部数は2万部というところである、とお話されていました。最近は、…

医療からみた高専賃の展望

25、26日の両日流通センターで、高齢者住宅新聞主催の介護フェアが行われました。 そこで、当社も出展するとともに、医療からみた高専賃の展望ということで、私がセミナーを開きました。140名の方が来場していただき、盛況に進めることができました。…

高齢者専用賃貸住宅の時代がもうすぐそこにきています

先日、福岡でM不動産とH社の共催で行われた高齢者専用賃貸住宅の後援会でお話をさせていただきました。博多座は博多の街にしっかりと立っていて、とても重厚な雰囲気をもった建物でした。後援会は、私とG社の経営幹部が高齢者専用賃貸住宅について話しま…

介護の誤解(2)

介護はケアプランが立案され、カンファによってチェックが行われますが、メディカル側からのアプローチが弱い。枠組みの組み合わせから入りがち。したがって、現場の医師は辟易としていることがあり、また訪問看護ステーションの看護師さんとのコミュニケー…

介護の誤解(1)

今日の一日です。朝9時45分から(15分遅刻)大手H社にて定例戦略ミーティング。サイトの活用についてのミーティング。13日に発表された診療報酬のサマリーを説明も…。今後の病院戦略。高齢者専用賃貸住宅を利用した戦略を説明。これは興味なしとのこ…

介護事業のこれから(1)

最近、医療機関から見た介護事業の展望というテーマで講演会を2回行いました。その内容の一部をご紹介します。 在宅が進捗することにより益々介護へのニーズが高まることへの対応が必要です。 (1)介護の質を向上させる必要 ①仕事の仕組み ②個人技術技能…

日本を救う地域支援協議会(1)

20年4月から開業医の診療報酬が下がるといわれています。その理由の一つとして在宅医への誘導があげられています。勤務医の労働環境の改善や報酬の是正といったものもあるかもしれませんが、何よりも在宅医を数多くつくるということが目的であると考えて…

中国高級有料老人ホームと一般の有料老人ホーム(3)

2.一般の有料老人ホーム ここは自立できない者が入所しており、かつ脳神経障害や認知症の利用者が80%だそうです。入居金は0円、そして毎月のコストが、1100元~1800元必要となるということでした。北京市内に公的な介護施設は123、民間は郊…

中国高級有料老人ホームと一般の有料老人ホーム(2)

1.高級有料老人ホーム 中国有料老人ホームの入居者は原則として(というか絶対的に)自立できる人です。オーナーは日本の感覚では老人クラブという感じかな、といった説明をしていました。入居時に職業や趣味、人柄をチェックし、他者との関係をつくること…

中国障害者連合会とのミーティング(2)

障害者連合会での話を再度説明します。 社区は、総世帯数3000をベースとして、1万人を想定した組織単位です。この単位に対し、障害者連合では5~6名のメンバーで委員会をつくり、政策がうまく機能しているのかを管理します。連合会の収益は大半が国か…

中国障害者連合会とのミーティング(1)

本日、中国障害者連合会とのミーティングを行いました。目的は、中国政府の障害者政策についての調査と、親交を深めるためのものです。女性の手(Yu)理事長及び刘(Liu)副理事長からお話を聞きました。 中国では区の最終区分とし、社区という単位があります…

中国高級有料老人ホームと一般の有料老人ホーム(1)

昨日と本日、中国老人ホーム2つを訪問しました。高級優良老人ホーム北京太申祥和山荘及び般有料老人ホーム吉安老年養老院(YMCA合体事業)の視察が目的です。 前者は、最低60万元(約900万円を入居時に支払うと、後は毎月食費と釣り代程度の支払い以外…

高齢者専用賃貸住宅

高齢者専用賃貸住宅を建築した医療法人と、同所でのノウハウ構築を行っています。新しい介護のあり方、とりわけ個別介護の方法を開発しています。また、医師や看護師をまじえたアウトカムの明確なケアプランの立案、さらには施設に来所する外部ヘルパーの教…

介護サービス接遇研修

当社のトレーナーが介護スタッフ用に接遇研修をしています。 初期の説明資料を示します。 今、さまざまな情報があふれる中で利用者さまが施設を選び、評価する時がやってきました。 選ばれる施設になる為に、利用者さまとご家族にご満足いただき介護サービス…

介護に必要なコミュニケーション

先日お話をした看護師さんは訪問看護ステーションの看護師さんです。 テレビを一緒にみて、笑っているヘルパーさん。利用者は楽しくなさそうです。食事をしようとやっと手を動かし始めたおばあちゃん。ヘルパーさんが話しかけているのでご飯が食べれません。…