地域連携活動
病院の優劣がついてきた。常に強いリーダーシップを発揮するリーダがおり、すぐれた経営幹部がいる病院は、間違いなく成果をあげている。しかし、その逆は淘汰される。 よい病院は、当たり前ではあるが、スキルの高いスタッフに恵まれた医師がしっかりとした…
病院が維持運営されるためには、与えられたベッドを地域で最大限活用することが求められます。それが病院の使命であり、機能役割です。したがって稼働率が低いというのは、病院を正しく活用していない証左であり、問題です。 明らかに常に満床であるという状…
ホワイトボックス社が作成する小冊子に、「繁栄する診療所10の戦略」というものがあります。その小冊子のの目次は次のものです。 (1)朝早くか、夜遅くまでの診療を行う (2)新しい患者さんに来院してもらう (3)役立つ情報開示で来院促進を (4)…
今日は奈良の病院です。午前中少し東京にいましたが、京都から奈良に移動し、鹿さんのいる奈良に来ました。奈良はいいですね。安心します。 私は、新宿歌舞伎町近くでの生まれですから、どうしても喧騒ななかでしか息ができない生き物です。物心ついたころか…
地域連携を本当に行うためには、最終的には医師と医師の強固なコミュニケーションが必要になると考えます。顔と顔がわかりあえる専門医を開業医は信頼し、患者さんを紹介してくるという図式です。 しかし、すてべの開業医と医師がダイレクトに知り合いになる…
地域連携の後連携で重要な役割を果たす部署に、医療福祉課があります。北海道のT病院には3人のスタッフがいます。彼らは病棟からあがってきたオーダーをもって患者の支援を開始します。 在宅、施設、転院、そして介護認定、資金調達などなど多くの課題につ…
おさらいが済んだので、本格的な話に入りましょう。 地域連携を行なうということは、自院の戦略を明らかにすることである。ブランドな病院となることです。また、患者さんから選択してもらえる病院になることです。そのためには地域連携活動を重視するのでは…
先日、とある病院で説明した地域連携のあり方です。ちょっとだけさわりを説明します。 病院環境が激変しています。医療費の抑制のための医療制度改革が、さらに厳しいものとなることが決まっています。発表されたものだけではなく、次に控えているものをも含…
今日の午前中。まず、外科のK先生、事務長室に。そして遅れること10分内科のA先生事務長室来室。そのあいだ看護副部長Mさん脱出。最終的にはA先生が地域連携室と一緒に開業医を巡回するとのご提案。午後地域連携室の責任者Kさんとおそばやさんで偶然…
なんで医師は紹介患者さんを断るのか…。 自院にない標榜科目であること。 手術で手が離せないこと。 ベッドが空いていないこと。 難しく自分の手に負えないこと。 専門ではないこと… などなどいっぱい理由があるのかなって考えます。でも、本当の理由がが明…
びっくりします。なぜか患者さんが減っているんです。 行く病院行く病院で…。確かに診療報酬の改訂はありましたが、それは患者さんにとって+もありますし、デモって農繁期でもないし、旅行シーズンでもないし。 ただ4月はゴールデンウィークは少しかぶって…
ある病院の外来看護師Yさんは、外来の看護師さんが患者さんの一番はじめに会う看護師さんであることをよく理解しています。 だからもっとも接遇について考えなければいけないと部下を指導します。おばあさんの具合を常に意識、たった10秒でひざまずき、声…
部門目標設定時における面談を通じて、今回は随分と勉強になりました。 病院は医師のリーダーシップが最も重要なマネジメント要素であるけれども、看護師さんや心あるコメディカル、事務方がきっかけをつくり、現場でリーダーシップをとりながら医師に影響を…
(5)疾病管理について 疾病管理については、生活習慣病に対する貴院の考え方や打ち出しを正しく行えるかどうかにかかっています。 循環器を中心とした糖尿病外来などの科を中心とした未病の地域住民を管理することによって、次の患者予備軍を管理すること…
今回の改正をみるまでもなく、急性期は急性期として、早期退院のために看護基準、看護師配置を考慮して、かつチームでの退院支援計画の強化(精神病棟では早く退位させることが要請されています)、さらには背景にあるリスクマネジメントの専任担当者をつけ…
(2)戦略決定 そのためには、貴院がどの科を強化して、どの科への患者誘導を行うべきであるのかについて戦略をもっている必要があります。ただ、どのような患者でも集めるということではなく、欲しい患者を集めるという作業が必要となります。したがってそ…
1.はじめに 地域連携においては、以下の事項を実施することが必要です。 ①院内実施事項 ②院外実施事項 以下説明します。 2.内容 (1)院内実施事項 院内実施事項は次に区分されます。 ①紹介患者の取り扱い ②指定がない場合の担当医師の決定方法 ③紹介状…
地域連携について究極の方法はなんでしょう。 昨日お会いした私どものクライアント(私の監査法人で監査をしている会社です)で、建築関係の会社の社長は、『売上倍増計画ができました』と嬉しそうにお話されていました。その会社が社長が30代のときに設立…
地域連携が本質で議論されるようになってきました。 基本的に紹介加算がなくなり、一定の条件のもとでの基本料へのすり替えに変化したからです。 医療の質を高め、看護の質を高めるために、看護基準についても1:1に向けた、1.4:1がでてきたこともよ…
今回の医療制度改正で紹介率に関する加算がなくなりそうです。例えば30%を目指して紹介率をあげていこうとしていた連携室は目標を失いました。また、加算をとっていた病院は大きな痛手のところもでてきています。 今回の改正の本質は、紹介加算のために紹…
NDrと年末に話をしました。 N先生は、都内で内科、透析クリニックを開業していますが、医師の集まりであるグループをもち、多くの出版やメディアへの提言を多く行なってきている先生です。 インフルエンザワクチンを今回も多くの方に提供しましたが、常…
毎日新聞に医療制度改革の話が掲載されています。 療養型病院の記事が載っていましたが、とても悲しいですね。 勿論、病院や施設の機能を明確にする、コストを明確にする、合理的な組織運営をする、といったことについて日本人は少し不得手である気はしない…
地域連携のポイントは、病院戦略の明確化です。 以前から説明していますが、結局はどのような患者さんを地域で診ていくのかといった戦略がなければ、 こんな疾患の、こんな状況の患者さんを紹介して欲しい、ということが開示できません。地域連携室のスタッ…
今日お伺いした病院は医師会との仲が悪く、紹介率が10%代に低迷しています。 昔、旧態依然とした医師会の対応や運営に対し、どうしてもそれを受け入れることができず、理事長が医師会を脱会したと事務長からお伺いしました。しかし、最近になって自治体の…
昨日はある病院で、請求漏れのミーティングがありました。 どうしたら医事業務を質をあげながら、効率的に実施できるかがテーマでしたが、トップから一つ一つ過去から積上げてきた仕事をすべて、それが本当に必要なのかを見極めなければ効率化はできない。不…
H病院のHプロジェクトの皆さん。ご苦労さまでした。 外来での2回のコンサート。とても評判がよかったです。 地域に密着した病院となるため、地域住民の癒しの場とするため、そして何よりも患者さんに喜んでもらうための企画をスタートしていただいたこと…
地域連携支援の一部の資料をご紹介します。 (3)MRIの利用 MRIを高度利用するためには、次の点に留意する必要があります。 ①MRIを利用する疾患を調査し列挙する ②利用予測頻度を検討する ③シミュレーションを実施 ④収支から目標利用回数を決定す…
多くの病院で、地域連携の意味がわかっていないという思いがあります。 診療所を廻る、病院を廻るということが地域連携である、場合によっては相談室をもって患者さんや地域住民の方の相談を受けることも機能に含めているところもありますが、いったいどのよ…
この(1)から(4)をどのように確立していくのかが、病院の重要な経営戦略となります。 そのためには地域連携活動が欠かせないということを理解しなければなりません。 仕事の仕組みの見直しと個人の技術技能の向上を行なうことでブランドを構築すること…
地域連携が病院の基本戦略の重要な一つであることの意味について説明します。 急性期病院は、救急患者の入院治療を行う場として捉えられています。 外来は診療所で入院及び難しい治療は病院でといった役割分担を行うことが、それぞれの機能を最大限に活かす…