よい病院、よくない病院の見分け方[石井友二]

マネジメントの巧拙が、病院の良し悪しを決めます。多くの病院コンサルティングの成果をお伝えし、自院の運営に役立たせていただくことを目指します。職員がやりがいをもって働ける環境づくりも、もう一つの目的です

病院経営

生活習慣病センターの設置(2)

3.地域連携紹介からの管理 地域連携により診療所や施設、在宅患者で対象疾患をもつ患者の紹介を受け、生活習慣病センターへの受診を促す。診療所や病院、施設と日常的に生活習慣病センターとのコラボレーションを行うことについて同意をとる。 診療所や病…

生活習慣病センターの設置(1)

ある病院で、生活習慣病センターの設置を行いました。そのときの資料の一部です。 生活習慣病センターは、現在すでに設置している糖尿病専門外来・高脂血症専門外来を発展的に解散し、生活習慣病を一元管理することを目的とした専門外来窓口をつくることによ…

業務改革と個人の成長

病院のマニュアル委員会に説明した資料です。 「マニュアルをつくらなければならないからマニュアルを作成するのではありません。 必要だからマニュアルをつくるのです。必要に思わない、というのであれば、マニュアルは作成できません。 いまの仕事のやり方…

人と会議の成果をあげるための手法

1.はじめに 組織にはたくさんの人がいますが、彼らが組織のなかで、十分に成果をあげているかどうかについては検証されていないことがあります。 仕事をしているようではあるけれども、何をしているのかが判らない。仕事量が妥当であるのかどうかがわから…

都会の美しさ

街にはいたるところにデザインが生きています。そこを創った人々が街を通りすぎる人々のために意識して、または無意識に残した都会の美しさにいつも目を奪われます。美しいものは掛け値なしに人の心を打ちます。 美しいものを美しいと思わず通り過ぎてしまう…

病院マネジメントについての議論(2)

マネジメントの仕組みづくりは大変ですが、結果として業務から無駄をなくし、ムラをなくし、質を向上させた結果として生産性をあげ不効率をなくすことは明らかです。 現在実施している経営改革のための委員会活動は、最低限必要な病院組織の仕組みを構築する…

病院マネジメントについての議論(1)

ご紹介したかどうか忘れましたが、ある病院でのマネジメントについての議論の一部です。 自明の理ではありますが、病院は、人により運営されています。このことは何度も説明しています。組織は経営トップである経営者が存在し、その指示を受け、一定の権限を…

成果をあげるための具体的行動

ある病院での会議での話しです。 病院には、さまざまな問題が発生します。それらをどのように解決していくのかについて詳細なルールを決定し、対処していくことが必要です。 例えばある病院では日常表現力のない医師が、患者に対するインフォームドコンセン…

ある病院で教育の話題になったときの話

教育を蔑ろにしている病院幹部とのミーティングでの私達の発言です。 忙しいから教育はできない、という理解は自らの医療を否定するようなものです。教育をないがしろにしていれば、無駄を排除できず、リスクを抱えたまま業務を行なうことになるからです。 …

医師が働きやすい環境づくり(3)

3.報酬・報奨環境 医師が働きやすいと感じるもっとも重要なポイントは報酬です。また評価です。これは医師だから懸命に働かなければならないということは別次元の話です。 医師も人です。医師を神聖視するのではなく、人として普通に考えれば、モラルの欠…

医師が働きやすい環境づくり(2)

2.職場業務環境 職場内環境として、病院の風土や文化が最も重要です。 アクティブな文化や風土が病院全体を覆っているのであれば、自分の立場や役割が自動的あるいは原理的に明確になり、目標や課題をもって仕事ができるため、医師はある部分、組織の目的…

医師が働きやすい環境づくり(1)

医師不足が叫ばれていますが、病院は医師を自院に留める対応を本気になって指定内容に思います。本気になっているのであれば、方法を間違っているとしか思えないことがあります。 それは同時に真剣に医師を呼ぶ体制を整備していないことでもあります。 積極…

続けるということ

今朝は不動産事業をしている会社へ訪問しました。毎月3回は訪問し、戦略立案や実行のための支援をしています。社長とお話をしましたが、ひとつのことを続けるということについて議論になりました。 やはり毎日目標を立てて行なおうとしても、なかなか続かな…

時間外管理について(4)

いままで書いてきた行うためには、総務におけるデータ収集、総務における部署責任者との面談、スタッフとの面談、整理、さらなるデータ整理、課題の発見、対策立案、といったながれをつくりあげていく必要があります。 但し、一つのことについて作業を行い、…

時間外管理について(3)

時間外が発生する原因には次のものがあると想定されます。 ①患者が増加した ②新人の比率が多い ③個人の技術技能が仕事に追いついていない ④会議が多い ⑤業務が煩雑 ⑥仕事の仕方に無駄が多い ⑦書類を作成するのに時間がかかる ⑧インシデント・アクシデントの…

時間外管理について(2)

所定の範囲(≒時間外の枠)というのは、0からはじまり、個々部署の事情に合わせて必要であるとトップが決定した範囲(予算)を示しています。0であれば0と決めればよいのですが、そうではないかぎり、どれだけの時間外が適切であるのかを知る必要がありま…

時間外管理について(1)

病院は生産性をあげることができなければ、成果をあげることができません。 現状でいっぱいいっぱいの体制で医療を進めているのであれば、この現状をより生産性の高いもととしていかなければならないのは当然のことです。 生産性向上=医療の質の向上であり…

DPC準備委員会と委員会活動のリンク

ある病院のレクチャーの資料です。 DPC準備委員会を設置することは必須です。いままでの委員会活動をDPCの準備に併せて再活性化することが必要です。過去実施してきたことがいまDPCを導入する準備を始めたことでうまく機能しはじめることになると考…

ドクターのインセンティブ制について

最近私はドクターのインセンティブ制を導入することを多くの病院に提案しています。 はっきり言って、医師としてプライドを保つには対価が必要である、という結論です。 私達には医師は崇高で、かつ聖人のような対象であるという思いがあります。 大半のは小…

無駄や不効率をパスし質を向上させるためのパス(2)

業務を有効に遂行するためには、そしてここでテーマにしているパスを的確に運用するためには、バリアンスをマネジメントすることが必要です。 バリアンスは、標準化されたCPから実際のケアがずれてしまったもの(脱落及び変化)をいいます。Zenderの…

DPC準備委員会と従来委員会活動のリンク

DPC準備を進めている病院が数多くあります。しかし、実質的な準備ではなく、医事だけですべてを終わらせている病院が大半です。DPCは医療原点回帰のためのきっかけであるといわれていおり、高密度で質の高い合理的な医療を行うための道具だという理解…

必ず宝物を捜すことができる(医療の原点回帰への道)

一次パスを懸命に作成している病院の委員会に出した資料です。最近はDPCが議論されるなかで、パスが最も重要なツールであるといわれながら、検査の外来化、ジェネリック化、セット化といったようなことでDPCへ突入しようとしている病院が多くあります…

指揮者内藤先生の、時空を超えた感性の発露として提供される音楽を聴く

東京ニューシティ管弦楽団の指揮者である内藤先生との対談を行いました。 東京ニューシティ管弦楽団は音楽監督・常任指揮者に内藤彰を擁し、1990年に設立されました。これまで着実に定期演奏会が行われ、その他にも名曲コンサート、オペラやバレエ、さらには…

モロオセミナーin函館

本日は、株式会社モロオの創業90周年記念事業の一環として、函館で医療機関経営のポイントというセミナーを開きました。私と仲野豊先生との講演会でしたが、写真は、そのときの主催者の方々と、会場が開場し、お客様が集りつつある風景です。前回札幌でも…

無駄や不効率をパスし質を向上するためのパス(1)

クリティカルパスの意味がいまほど重要になったことはありません。DPCが導入されるということがアメリカでDRGが導入されたときのような騒ぎを誘発するかどうかはわかりませんが、試行段階から実質すべて急性期はDPCです、といわれたときにはさらに…

職員が働き易い環境づくり(1)

このような医療環境になると、人事管理を徹底的に実施することが必要となります。管理というと統制ということのように聞こえますが、そうではなくて、どのようにしたら職員が働き易くなるのかといった ことの一部を意味しています。人事管理は人が働き易いと…

新しい病院研修システム

病院では、個人の技術技能向上が重要なテーマとなっています。 大きくいって、病院研修には次の3つがあります。 ①院内研修 ⅰ)職場内で随時実施される研修 ⅱ)病院が計画的に実施する研修 ②院外研修 (1)職場内で随時実施される研修 職場内で随時実施され…

地域支援協議会の役割

医療と介護のボーダレスの時代がやってきました。 私のクライアントは、中核病院として地域の介護事業者に医療の知識や場面を提供する協議会を組成しました。 また、別のクライアントは実際の紹介のやりとりのなかで、病院が地域から送られてくる患者さんの…

部下による上長評価って

以前、部下による上長評価について説明しました…かどうか忘れましたが…。 部下による上長評価ですが、その内容は、あなたの上長は方針を理解しており、部下のあなたに的確に割当て、達成可能なように支援していますか?系の質問が沢山ならんでいます。なかに…

なんとかしたい…医療の原点がここにある

変革期を迎えた病院は、これからどのような方向に進む必要があるのでしょうか? 個人負担が増加し、患者が減少するなかで、①できるだけ多くの患者に来院してもらい②手術後、③可能なかぎり早く退院してもらう。これが急性期病院の役割です。 そのための体制が…