よい病院、よくない病院の見分け方[石井友二]

マネジメントの巧拙が、病院の良し悪しを決めます。多くの病院コンサルティングの成果をお伝えし、自院の運営に役立たせていただくことを目指します。職員がやりがいをもって働ける環境づくりも、もう一つの目的です

#生産性向上

業務改善提案制度の活用

改善のアイデアを出し、具体的に計画し、行動する必要がある 従来多くの医療機関で改善提案制度が導入されてきました。それらには次の問題点があります。 ①ただ改善しろと言われても目的が不明瞭=目的(Objective) ②どのように改善してよいのかわからない…

タイムマネジメントの考え方CRISKとは

病院業務においてより高い成果をあげるためには、時間管理(タイムマネジメント)が必要です。タイムマネジメントは、その前提整備を行うことと、それ自体に区分されます。 (1)前提整備 自部署・他部署とのコンフリクト(衝突)(Conflict)があると、計…

仕事で好かれる要素CANとマーシー(慈悲)レベルについて

人は一人では生きていけません。誰かの助けを受けたり、誰かを助けながら社会で生活しているのです。人は、他人との関係をどのようにつくりあげるのかについて意識を振り向けなければなりません。とりわけ仕事をうまく行うためには、相手から好かれる仕事を…

人がやる気になり力を発揮するために

最近、エンゲージメントがはやりです。 エンゲージメントとは、職員の会社に対する、愛社精神という意味で、職員一人ひとりが組織に愛着を持ち組織と一体となり共に成長し絆を深めていく関係をいいます。どうすれば組織は職員のエンゲージメントを高めていけ…

PDCAの前にASCS(アスクス)を

PDCAサイクルは言い古されていますが、とても大切な考え方です。これは、計画を立て(P)、実行し(D)、チェックして(C)、修正を行うことを繰り返し(サイクル)ながら成果をあげる考え方をいいます。しかし、どのように計画を立てるのかというところが脆弱…

病院ガバナンスの成果

組織が目的とした成果を得るために、病院全体をコントロールすることを病院ガバナンスといいます。病院ガバナンスは、病院がもつヴィジョンや戦略を達成するため、経組織力を最大限引き出すことを目的として行われます。したがって、目的や目標のないガバナ…

姿勢や態度を評価する

ラオスヴィエンチャンにあるベトナム系の病院の放射線技師 職員の行動が患者や家族にさまざまな影響を与えます。業務が円滑に進められるか高い質の医療を行えるかどうかは職員次第だからです。職員の姿勢や態度、そして能力が組織運営上とても大きな要素であ…

管理会計を病院経営に活かす

会計には財務会計と管理会計があります。 財務会計は報告のための会計をいいます。納税や銀行提出、関係監督官庁や理事会等への報告がそれらです。 管理会計は、文字通り意思決定に役立つ管理を行うための会計をいい、指標管理や月次会計、部署別・診療科別…

益々働き手が不足する医療のこれから

人口減少、少子高齢化が進みます。それは、同時に高齢者以外の人口が減っていることであり、働く年齢の人口が減っていることを意味しています。 毎年医師が増えても、働いている医師の高齢化も同時に進みます。看護師や他の医療職も同様です。病院数が少しず…

コミュニケーションのうまい取り方

コミュニケーションとは、複数の主体が情報を伝え合い、やりとりを行うなかで、相互に理解し、共感し理解することをいいます。 コミュニケーションは、言語を中心として行われますが、言葉以外にも表情や態度、動作を以てこれを行うことも一般的です。 しか…

権限と責任

組織は人により構成されます。組織は役割により、管理者、監督者、一般の職員に分類されます。病院であれば、理事長、院長や副院長、事務長や看護部長、診療支援部長といった者が管理者に該当します。その下位に師長や課長などの中間管理職(監督職)があり…

時間を大切にすること

人にとっても、組織にとっても時間はとても大切です。 そもそも、組織が人で運営されるとすれば、人が労働に費やす時間には制約があることを考えるのは当然です。 経営資源は、人、情報、時間、カネ、モノで成り立っていますが、そのうち時間という資源がと…