よい病院、よくない病院の見分け方[石井友二]

マネジメントの巧拙が、病院の良し悪しを決めます。多くの病院コンサルティングの成果をお伝えし、自院の運営に役立たせていただくことを目指します。職員がやりがいをもって働ける環境づくりも、もう一つの目的です

DPCの時代

DPCは何のためにあるのか(1)

DPCについて全体を俯瞰しなければ、何のために包括での医療が必要であるのかを理解することはできません。高密度で質の高い合理的な医療を行うことがDPCの究極の目的です。これらについて、数回にわたり、説明していくことにしましょう。 DPC5段階…

DPCが変わりつつある

DPCに関わる病院は50万床以上となり、DPC病院の活動は成熟してきました。 私が発表した「DPC5段階進化説」によれば次のようになっています。 第1段階<比較> ①DPCと出来高(医療行為の見直し) ②他病院とのベンチマーク(現状確認) 第2段階…

黎明の時

日本はいつからこうなってしまったのだろう。すべてに希望がみえてこない。 しかし、毎日は続き、そのなかで生きていかなければならない。 人それぞれの生きざまのなかで、どのように限りある人生を送るのか。毎日、そのことを思う。 後悔を積み重ねながら、…

艱難辛苦を乗り越えて

先日札幌に行ったときには、少し雪が積もったという雰囲気でした。 しかし、列車には雪が厚く付着しています。スピードを出すために、雪がガードに付着したのでしょう。自ら風に向かって動けば、吹く風は一層激しさを増します。何かに対峙するだけではなく、…

DPCの基本(3)

(2)システム的 ①納得できる情報を常に提供している Ⓐ病状 Ⓑ治療法 Ⓒ治療期間又は入院期間 Ⓓスケジュール(診療計画=パス) Ⓔ治療コスト といった基本的なことについてのインフォームドコンセントができているかについて 議論しなければなりません。 Ⓕ待…

DPCの基本(2)

1.はじめに DPC病院の増患について少し説明します。 増患には2つのものがあります。前回も説明しましたが、一つは患者さんが「来院したいと思う」病院にすることであり、もうひとつが病院をアピールすることにより「行ってみようと思わせる」ことです…

DPCの基本(1)

DPC病院として存続するためには、まず多くの患者をとることが基本であり基盤。多くの患者をとり、多くの患者を治療して、病院の存在する目的を果たすことができる。患者が入院していないということは、DPC病院の機能を果たせていないこと。患者構造を…

DPCにおける看護部戦略

DPCを運用していくにあたり、看護部は何をしなければならないのか。ある病院でのレクチャーをベースとして、ここに開示します。 1.はじめに 看護部はDPCにおいてとても重要な役割をもっています。従来からの課題と併せ、どのような方針により看護部が活…

間近なエンジン。マジカな病院

いや~でかいです。今日は函館に出張で行きましたが、飛行機のエンジンを間近にみることができました。遠くからみるとあまり感じないのですが、近くで見るとでかいです。 でかいというよりも、その機能を思い浮かべると、その重みが伝わってくるようです。 …

京都のモニュメントはDPCのメルクマール

DPCでは、DPC病院の特徴をだせと教えています。たとえばすべての病院がそれぞれ不効率で非生産的な医療を行っているとして、それら個々に本当に得意な治療を行わせ、それ以外は当該治療が得意な病院にシフトする。そのことにより、医療における成果の…

医療における接遇の一考察

以下は、ある大病院で、診療部長および病院幹部に向けて、医療における本質的な接遇の考え方についてレクチャーしたときの資料です。 「患者サービス・接遇」という言葉で日本の医療の場に登場したのは1987年のこと。21世紀の新しい医療のあり方を探る目的で…

チームワークな飛行機から学ぶ

管制塔の助けはいりますが、このチームで空をわたります。運航をつかさどる部署は、天候や気圧を与件としてかつ燃料の消費を最小限にするため、どのように運航計画を立案すればよいのかを熟考します。そしてパイロットはそれを念頭に、臨機応変な状況判断を…

DPCは増患につきる

病院経営の原点は稼働率を維持することです。稼働率を維持したうえで、点数が議論される。患者述べ患者数を増加させるという行為と、一人当たりの点数をあげるという行為があって医業収益が確保されるからです。 そして稼働率を維持するところからスタートし…

DPC導入とメディカルホーム

先日、旭川でモロオのアテンドで事務長セミナーを開催しました。高専賃についてです。高専賃は、高齢者専用住宅であり、病院が淘汰されるなか、病床の代替として患者さんの受け皿となるものです。 メディカルホームは門前のメディカルホームと地域のメディカ…

病院マネジメント研究会の開催

日本医療企画主催で銀行向けのセミナーを7月の終わりに開催しました。結果多くの金融機関などの方々が会場に足を運んでくださり、その後、出席された会社から、お問い合わせをいただいたり、ミーティングをさせていただくなか、具体的な活動に入るところも…

ホワイトボックス社札幌プレゼン

札幌は秋の気配はあるものの、まだ日差しは温かく、草の香りが辺り一面を覆っています。今一番良い季節の最後を迎えようとしている札幌の街は、東京とはくらべようもないほど開放的で、空気が肺にここちよく流れ込んでくる…。そんな奔放なたたずまいで私を迎…

DPCには病院原価計算が必要

先日、都内のある病院で、レクチャーをした資料の一部です。DPC病院として、病院原価計算を行うことは不可欠であるということを説明をしています。これらののち、詳細な学習会を開催しています。 少し、ご紹介します。 「DPCを採用するには、病院原価…

病院再生銀行セミナー(日本医療企画主催)

先週23日は、「最新医療経営フェーズ3病院マネジメントセミナー(1)」と銘打ち日本医療企画の主催で銀行セミナーを開催しました。病院が数多く倒産するなか、病院はどのように債権を保全するのか、また、そうなる前にどのように病院を支援していくのか…

日の丸理論

今日は、大阪のK病院の事務局長と部門別損益計算のミーティングをしていました。途中で、事務局長が、循環器の医師がきてカテが増えたので予想よりも収入が増加した。結局は自分たちが経営改革を徹底して行って国旗の色を真っ白にするけれども、日の丸の赤…

高橋泰教授との会食

昨日は新宿で高橋泰教授を囲んでの会食会がありました。T病院の理事長、院長他数名の方に新宿までご足労いただき、夜景を見ながらの会合になりました。高橋泰教授は最近足をけがされていて、初めてギブスをとっての会合だそうです。 国際医療福祉大学の高橋…

渾身の懇親会

酒宴では普段仕事のうえではわからない人間模様が繰り広げられます。 人の生き方は彼らがもつ背景により大きく影響を受けます。したがって、その人を知るときには彼らのよって立つ思考や培われてきた経験を知ることに意味があります。お酒を飲むといろいろな…

DPC導入準備で腹ごしらえ

DPC医療の基本的な考え方は、高密度で質の高い合理的な医療です。何も特別なことを行うのではなく、急性期い病院として普通のことを普通に行うことが、DPCをクリヤーするポイントです。その意味でいえば、DPCは病院経営原点回帰の手法であるという…

岩崎先生はリスクマネジメントWG

草津総合病院の岩崎先生は、リスクマネジメントのWG(ワーキンググループ)のリーダーです。この日は、DPC導入に向けてリスクマネジメントの見直しを行うためのミーティングをDPC推進室で行っていたのでした。 レベル2は経過観察、レベル3は要治療…

DPC時代に評価される病院と診療所の決算書のつくりかた

以下はある病院でご依頼を受け、レクチャーしたときの資料です。 ある方向に向けて、医療制度改革が進んでいます。経営体質を強化し、利益を出しキャッシュフローを確保することができない医療機関は淘汰される時代になりました。 一人ひとりの職員が工夫を…

DPCにおけるマニュアルについて

以下はある病院のマニュアル委員会での資料です。本来のマニュアルがどうあるべきであるのか、DPC病院が求められているものは何であり、マニュアルはどうあるべきであるのかについての理解の一助にしてください。 1.マニュアルのDPCにおける役割 貴…

DPC病院でちょっとした手術を受け…

自宅の近くにある病院で4月7日に手の7mm程度の腫瘤の切除手術を実施しました。2ヵ月前に急にできたもので何人かの医療関係者がとっておいたほうがいいよといわれたことや、じゃまなものがある感じだったので、とることにしました。 ディサージャリーで…

DPC5段階進化について

昨日3月14日は、日本DPC協議会乃木坂勉強会が国際医療福祉大学大学院乃木坂校で開催されました。 山本先生の司会で、高橋泰先生がお話され、そののち私が「病院原価計算の考え方とDPC病院でのっ実例」という講演を行い、次にグローバルヘルスコンサ…

博多は十五℃

福岡空港に降り立つと、むっとした空気がまとわりつくように私を取り囲みました。実質2時間近いフライトは、何かをするのにちょうどよい時間です。明日東京で朝から使う資料を作成しながら、あと10分で着陸ですというアナウンスを聞く頃には充実した気持…

群馬でのセミナーです

12日は日本事務器のアテンドで、病院勝ち残り戦略の極意と題してのセミナーを行いました。スキルインフォメーションズさんのコラボでしたが、新潟に続きお世話になりました。さまざまな業態の病院に集まっていただき、1時間30分程度の短い時間でしたが…

DPC研究第一人者である高橋泰先生の生原稿

亜急性期や地域連携パス制度の創設に深く関与した高橋泰先生はDPC制度に対して、日本DPC協議会のまとめ役として活躍されています。 先生が前回の日本DPC協議会セミナーで使った生原稿を先生から送っていただきました。ドクタートレジャーボックスに…