よい病院、よくない病院の見分け方[石井友二]

マネジメントの巧拙が、病院の良し悪しを決めます。多くの病院コンサルティングの成果をお伝えし、自院の運営に役立たせていただくことを目指します。職員がやりがいをもって働ける環境づくりも、もう一つの目的です

よい病院(12)看護師さんの面談

前回ご紹介したO病院の看護師長さん、主任さんの面談をしました。

目標管理における部門目標の進捗状況をチェックさせていただくためです。
数名新任の師長さんもいらっしゃり、目標として掲げられていた、現状看護部全体で実施されている看護プロセスでのアナムネのオーディットの話、卒後研修の話、マニュアルの話、パスのバリアンスマネジメントやアウトカムマネジメントの話等々、さらには主任さんとは職場のコミュニケーション、師長さんとのリレーション、自らの役割の達成についてのお聞きしました。

若い看護師さんも、そうでもない看護師さんもいらっしゃいましたが、横にいらっしゃった事務長や看護部長も、たくさんの課題がみつかったとおっしゃっていました。
目標管理の進捗度をチェックするということは、目標の達成状況だけではなく、達成プロセスにおいて新たに発見された多くの課題を抽出することでもあり、その達成のための支援を組織的に実行することでもあります。勿論、現場で課題として認識していな重要な課題をも抽出することで、現場のサポートをしていくことを念頭においています。

また、今週もその日にヒヤリングできなかった方と面談させていただきますが、稚拙なコーチングの手法を利用して、たくさんのお話をお伺いできたことを整理し、解決策を提示すること、一緒にそれらを構築することで、これからの病院改革、そして患者さんに喜んでいただくために役立てていければと考えています。