よい病院、よくない病院の見分け方[石井友二]

マネジメントの巧拙が、病院の良し悪しを決めます。多くの病院コンサルティングの成果をお伝えし、自院の運営に役立たせていただくことを目指します。職員がやりがいをもって働ける環境づくりも、もう一つの目的です

わかりやすいリスクマネジメント(7)すべてのものに対する意識

昨日、車を運転していて、前から車がきていることに気がついていながら、急に左折してしましました。
あとで考えるとそうさせた理由があります。それは左側に仕事で必要な会う予定の人がいたからです。早くその人と話をしたいという思いが、目の前にあるリスクを感じる感性を奪い、ウィンカーも出さずに左折しました。

振り返りませんでしたが、たぶんその車の運転手さんはかなり驚き、怒り、危険であったと思います。
本当にすみません。

なぜそんなことをしたのかが理解できましたが、冷静になってみると、普段間違いなく踏んでいる手続きを無視してしまった自分が理解できません。咄嗟に自分の日常の出来事に対するいい加減さがでたのではないかと思います。医療現場でリスクマネジメントを語る資格はないですね。

技術もある、知識もある、危険も予測できる、でもしてしまう行為を抑止するためには、自分の性格や行動自体について、間違いを犯さないよう訓練を施す必要があるということがよくわかりました。そのときだけ自分を変えることはできません。必ず日常がでてしまう、今回はそんな思いでリスクマネジメントの進め方を考えましたし、猛省もしています。