組織運営の基本は言うまでもなく人であり、人のやる気により成果が大きく影響を受けます。
事業成功のためには、人がビジョンや戦略に共鳴し、仕事に対し強い思いや信念をもち、チーム内においてそれぞれの得意とする分野で力を発揮し、組織目標を達成する仕組みや文化をつくりあげる必要があります。リーダーはビジネスモデルや成果の挙げ方を考え、事業計画、目標管理、評価制度、ガバナンスの仕組みをつくることで働く人の適切な処遇を行うだけではなく、人がやる気になるためのあらゆる取り組みを行わなければなりません。
組織に対する忠誠心ややる気はチームにおけるリーダーシップに大きく依存するといわれています。それは概ね正しいと思いますが、リーダーシップだけをマネメントの対象にすることは危険です。組織をあげてやる気にさせる要因、やる気を阻害する要因について考えていく必要があります。
組織のなかで、人をやる気にさせる要因には、次のものがあります。
前向きな組織文化
受容できる夢のあるビジョン
(自分と無関係に)成長する組織
自ら成長できる機会の提供
(自分と関わり)成長する組織
達成感を得られる組織
尊敬できる上長の存在
前向きで相手の立場に立つ仲間
信頼できるチーム
高い評価を得て感謝される風土
自らの成長に応じた処遇
また、逆に人のやる気を削ぐ要因には以下のものがあります。
後ろ向きの組織文化
受容できない夢のない組織
(自分と無関係に)衰退する組織
自ら成長できる機会を奪われる
(自分と関わり)衰退する組織
達成感を得られない組織
嫌な上司の存在
利己的で自分勝手な仲間
信頼できないチーム
評価されず又は低い評価で罵倒される風土
成長しても処遇は変わらず又は下がる処遇
これら一つひとつの内容について、やる気になること、やる気を削ぐことを対にしたテーマでブログで解説していこうと思います。