よい病院、よくない病院の見分け方[石井友二]

マネジメントの巧拙が、病院の良し悪しを決めます。多くの病院コンサルティングの成果をお伝えし、自院の運営に役立たせていただくことを目指します。職員がやりがいをもって働ける環境づくりも、もう一つの目的です

リスクマネジメントの体系的変革(5)医師のリスクマネジメントⅠ

「手術中のミス」
http://blogs.yahoo.co.jp/ocyoko29/3479799.html

この記事を読みコメントをします。
術場の看護師さんに、手術中に「あれ」とか「げっ」といった声を聞きませんか?とお聞きすると看護師さんたちは、うつむきます。

医師のミスが医療技術そのものであることが多いため、
1.原因→技術不足、注意力散漫とかいったヒューマンエラーとなることからレポートがでてこない
2.再手術はコストも必要、ミスと公言すれば患者さんも負担をしぶる、下手をすると訴訟になる
といったことが表にでてこない原因であると考えます。
一般の人は知りません。

ある有名な外科医が医師の適正試験をすべきた。手先がきようかぶきようか。といったことを書籍にも書かれています。

当社の医師と看護師を両親や兄弟にもつスタッフが、まったくぶきような友人が外科医になっていたので、良くやる気になったねと質問すると、いや手術はけっこうおおまかだからと言ったので、当社のスタッフは、何かあったら腕の良い医師を紹介してね、といったという笑えない話があります。

やっぱり、人情としては腕の良い医師に手術をしていただきたいです。百歩譲ったとして、医師の技術の巧拙は仕方がないとしても、どのようにしたら、そうした事故を抑止、防止できるのかについての仕組みがあれば仕組みの構築をしていくことが必要です。

何れにしても事故予防の方法を創意を以って考えなければなりません。
リスクマネジメント委員会に医師が関与し、率先して表にでてこない事故についての検討をしていくことが望まれます。