よい病院、よくない病院の見分け方[石井友二]

マネジメントの巧拙が、病院の良し悪しを決めます。多くの病院コンサルティングの成果をお伝えし、自院の運営に役立たせていただくことを目指します。職員がやりがいをもって働ける環境づくりも、もう一つの目的です

超びっくりしました

 先月のおわりにオーストラリアのメルボルンブリスベンで、終末医療、緩和ケアの施設をみてきました。医師や看護師、介護事業関係者等々とのツアーです。あまりにも国の政策や国民の考え方や生き方が日本と異なり、驚きました。地域医療というか、医療のあり方について多くのことをかんがえさせられました。

 また、向こうで活躍している多くの日本人にもお会いすることができ(まだお礼のメールもしていません。もうすぐご連絡します。すみません)、彼らのバイタリティや生き様(いきざま)にとても感動しました。
 
 で、何に超びっくりしたのかというと、私たちがこうでなければならないという医療介護が向こうで行われていたことです。この話はまたシリーズでお話しますし、伝えて行きたいことです。勿論、現地で実際に仕事をしている方々にとってはシステムはあっても、オペレーションでいろいろな課題を抱えているに違いない、と思いはあります。はじめて、そしてほんの数日間、いわゆる視察で来た外人には、現場で何が起こっているのかについてすべてをつぶさに理解する機会はありません。しかし少なくともシステムは素敵ですし、何よりもホスピスにいる患者さん、それもあと数週間の命の患者さんが、笑顔で見学者である我々を迎え、酸素を供給する機械について(とても簡単ではありますが)説明してくれたことがすべてを明らかにしていくれていると思いました。

人間がどう自立するのか、社会との関わりをどうもつのか、そして他人にどのように尽くすのか、医療福祉はどうあるべきであるか、政治はそれに何をできるのか…などなど日本人や日本との違いを目の当たりにし、ちょっとショックでもありました。

自分達がどう生きればよいのかについて大きな示唆を得た気がします。
「オーストラリアの医療、そこで何を見つけたか」シリーズは、このブログの柱になるほど、このブログだけではなく多くの医療介護を生業としている方々にお役に立てるものとなると考えています。
落ち着いて自分で整理をする必要があり、発表まではもう少し時間がかかると思います。

「ドクタートレジャーボックス同時掲載記事」