よい病院、よくない病院の見分け方[石井友二]

マネジメントの巧拙が、病院の良し悪しを決めます。多くの病院コンサルティングの成果をお伝えし、自院の運営に役立たせていただくことを目指します。職員がやりがいをもって働ける環境づくりも、もう一つの目的です

大阪、神戸そして東京…

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 今日は、朝9時30分から12時まで大阪で、医療機器協会での勉強会がありました。途中で休憩もとらず、通しでセミナーを聞いていただいた40数名の皆さん、ありがとうございました。

 『急性期病院の経営課題と対策』と言うテーマは、明確ではありますが、病院のニーズを外部からどう達成していくのかという難しさがあるものです。

『急性期病院を軸とした地域の抱え込みのなかで地域浸透を図り、イニシアティブをとることが解決策。自分の箱だけで勝負しては負ける。

 すべての医療機関は「待つ医療から出向く医療への転換」を図らなければならない。
 
 その前提として財務体質を強化したうえで、質を徹底して向上させるためのシステムづくりを行うことが必要となる。「質の高いものしか買ってもらえない」時代になった』

という本日レクチャー結びのPPTの文章は自分で気に入っています。
 今日学習した皆さんが、病院にどう提案し、どうニーズ解決をしていくのか、とても楽しみです。


 そして谷町6丁目から東梅田⇒JR大阪⇒(快速)三宮と移動し、兵庫放射線技師会のセミナーを行いました。『「ブランドな病院の時代」職員が活きる組織マネジメント手法を学ぶ』というテーマで14時から16時30分までレクチャーさせていただきました。

 ブランドな病院となるための条件は、
(1)リーダーが優れている
(2)戦略が明確
(3)利益をあげる構造(マネジメントシステム)がある
(4)医師・スタッフが合目的に動く
(5)プロモーション
(6)ポップな地域完結型医療の実施
ということですが、
(1)DPCとのかかわり
(2)病院原価計算の導入
(3)四位一体(マニュアルを中心としてパスやリスク、教育といったアイテムを連鎖させ行う業務改革  の徹底など)
を体系的に行うことが必要であることについて実際の事例や資料を紹介しながら説明しました。

 弊社は、
(4)地域支援協議会
といった地域浸透戦略について具体的なコンサルティング活動を進めていますが、待つ医療から出向く医療の基本であるポップな地域完結型医療を入り口として介護事業との連携がいかに必要であるのかについても事例を紹介しながらお話もしています。

 で、セミナー終了後に放射線技師協会の幹部の方と懇親をさせていただきました。
上の写真はそのときのものです。
 
 真面目な業務改革や病院運営の話が中心でとても勉強になる時間でしたが、皆さんとても楽しい方ばかりであり、秘密暴露合戦になるなかで、宴席は大いに盛り上がりました。
 
 お食事もおいしくいただけました。皆さん、本当にありがとうございました。

 今、新幹線で東京に帰りこの記事を書いていますが、朝4時に起床してからあっというまの時間であった気がします。新幹線の移動中爆睡してしまい時間を無駄にしたという後悔が少し残りましたが、また明日(今日になってしまいましたが…)頑張ることにします。