よい病院、よくない病院の見分け方[石井友二]

マネジメントの巧拙が、病院の良し悪しを決めます。多くの病院コンサルティングの成果をお伝えし、自院の運営に役立たせていただくことを目指します。職員がやりがいをもって働ける環境づくりも、もう一つの目的です

皆さんお久しぶりです

 皆さん。ご無沙汰しています。
 5月の連休後はとても慌しく、ブログに向かう気持になれませんでした。いくつかの新しいプロジクトが始まりました。病院再生や高齢者専用賃貸住宅のビジネスです。これからの医療や介護の方向が5月はとても明確になった月でした。DPCの手挙げもあり、やれやれといった病院も多かったのではないでしょうか。それまでDPCはもう手挙げなし…みたいな雰囲気でしたし、DRGが入るのでは…といったことが学者の間でもかなり危機感をもって議論されていました。川渕先生のDRGが今度こそ入るのではないか…みたいな。

 川渕先生をも含め、皆がその方向をみていた月でもありました。経済諮問委員会では柳澤さんが、しばらくはDPCでいくという発言をされていましたが、それに先んじて40万床、1000病院みたいな記事が日経に載ったりしていましたので、そうだろうなということでは感じていましたが、とりあえず、DPCで数年いくのかなということが感想です。

 何れにしても、病院再編の考え方が確定したり、適合高専賃を病院の付帯事業として運営して下さい、とか、後期高齢者医療についても外来包括はとめることができない状況になってきましたし…、いろいろなことがでてきた月でした。

 私たちの仕事は医療が80%程度を占めていますが、監査法人や顧問としての仕事、さらには経営コンサルティングの業務があり、ここではテーマにならない動きを関連してみなが実行しています。もちろん、別の会社のアカウントではありますが、医療に特化していなかった部分も5月はありました。

 しかし、昨日の朝はこれから業務を一緒にしてもらうアセットマネジメント会社とのミーティングや、他の医療系上場会社との病院MAのミーティングなど、本来うちがやるべき業務についてのアレンジも進めています。銀行主導で行われる病院再生にもからんでいます。

 なんとかしなければ病院は半分近く淘汰される。しかし、それらの施設は診療所と高齢者専用賃貸住宅として、あるいは回復期病院や療養型病院として残っていく使命があります。6月は、地域医療介護事業の再編の仕事をライフワークとして考えていきたい弊社において、より医療や介護の業務が増加していくことになりそうです。