よい病院、よくない病院の見分け方[石井友二]

マネジメントの巧拙が、病院の良し悪しを決めます。多くの病院コンサルティングの成果をお伝えし、自院の運営に役立たせていただくことを目指します。職員がやりがいをもって働ける環境づくりも、もう一つの目的です

病院マネジメントについての議論(2)

マネジメントの仕組みづくりは大変ですが、結果として業務から無駄をなくし、ムラをなくし、質を向上させた結果として生産性をあげ不効率をなくすことは明らかです。

現在実施している経営改革のための委員会活動は、最低限必要な病院組織の仕組みを構築するための道具をマネジメントすることに成果を求めています。

 委員会活動の目的や意味、なんのためにいまこうした活動をしているのかを、まず医師が本質から理解し、受容しなければ、組織にその活動の成果が敷衍されることはありません。

 指標や部門別損益を利用して、問題を発見する。予算と実績の差額分析を行いながら翌月の行動を決定し、実行する。決めたことを実行するときにはマニュアルを業務改革のツールとして、パスやリスクとリンクさせ、常に実行による問題を発見、改革、把握、教育といった手順により人を育て、仕事の仕組みを変えていく。

 そのことにより昨日よりは今日、今日よりは明日と職員が成長し、組織が進化しているのがわかる。

 そのなかで、患者さんにはよい医療を提供でき、評判となり、徹底した医療介護との連携によりさらに患者さんは増加し、増患した患者さんをなんなく受入れてさらに良い医療を提供できる。
 
 医療は医師の診察、診断により開始します。しかし、その指示が正しく伝わる組織、実行される組織が
なければ、医師の指示は徹底されません。

 そんな状況をつくりあげることができれば、貴院の存在する意味をより鮮明にすることができます。あるべき病院マネジメントのかたちをつくりあげるための活動を継続していくことが期待されます。



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