人はだれでも、好きな場所があります。そこは特別な場所であり、特別な空間です。
私たちのように常に移動して生きている人種はサメのようだといわれます。動いていないと息ができず生きていけないという揶揄です。実際のところ、ゆっくりと一つの場所に落ち着いて仕事をしたいといつも思っていますが、どうしても私たちは依頼があるとでかけてしまう習性があり、どの地域でもかまわず訪問してしまいます。
いくさきざきで、私たちはほんの瞬間だけ心が安らぐ場所に羽を休め、そして次の場所に飛び立つ(重いので飛べませんが…)そんなことで生きていくのでしょう。