よい病院、よくない病院の見分け方[石井友二]

マネジメントの巧拙が、病院の良し悪しを決めます。多くの病院コンサルティングの成果をお伝えし、自院の運営に役立たせていただくことを目指します。職員がやりがいをもって働ける環境づくりも、もう一つの目的です

絵と書と人生と

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先週の土曜日に、新国立美術館にいってきました。ウィーン美術史美術館所蔵 静物画の秘密を観るためです。

東京ミッドナイトタウンで食事をする機会があり、ついでに立ち寄ったものですが、同展示会は、<ウィーン美術史美術館の収蔵品の中から、静物画を中心に16-18世紀にかけての作品75点を展示しています。

静物画は、17世紀以降オランダを中心に発展しました。写実を追及したもの、寓意や宗教的意味を込めたもの、依頼主の権力を示すものなど多様な広がりを見せ、風俗画や肖像画とも関連しています・資料より>としていて、とても興味深いものでした。

国は違っても、とりわけ農民の生活ぶりがよくわかり、人間は皆同じメンタリティーをいつまでももって生活しているのだなと考え深いものがありました。

また、全国書道展や絵画展、水墨画展が開催されていましたが、数百点の絵や書を観て、人の生活が見え、とても多くの人が、絵を書き、書に向かい合っていることが分かり、感動しました。

絵や書はそのうまさ下手さだけではなく、その人の生き様がみえてくるものです。

じっとそれあの前に立っていると、作者がどのようにして絵を描く場に立ち向かい時間をかけて作品をつくったのかに思いをはせることができます。

また、書に向かっていると、その書のもっている重みや著されている漢詩や言葉の重みも相まって、心に訴えるものがあります。

たくさんの人が自分を表現する、あるいは何かを訴えるために、絵や書に向かっている。自分はどのようにして自分を伝えていけばよいのか、自分を残していけばよいのか、考えさせられました。

あの感動や思いは、その場にいなければ理解できないものだと思います。とても暑い夏に涼しい場所で自分に向かい会えた3時間を、記憶の大切な場所にしまうことができました。

豊かな心をもって、また医療支援の仕事に立ち向かおうと思います。




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