よい病院、よくない病院の見分け方[石井友二]

マネジメントの巧拙が、病院の良し悪しを決めます。多くの病院コンサルティングの成果をお伝えし、自院の運営に役立たせていただくことを目指します。職員がやりがいをもって働ける環境づくりも、もう一つの目的です

大阪江坂の朝

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 大阪のクライアントを訪問したときは、必ずといってよいほど私は大阪の事務所に向かいます。江坂にある事務所の窓からは近くの公園や山の端々がみえ、とても新大阪から御堂筋線3つ目の駅であるとは思えません。

 宿泊するホテルはいつも事務所の近く(ほんの200m)にするか、それとも約800m歩いて駅の近くにするのか迷います。朝駅まで歩くのがいいのか、朝歩くのはいやかという思いで宿泊するホテルを決定します。そのときの疲労の度合いといいますか、それが指標になります。

 今回は後者です。駅まで1分というところのホテルに宿泊して、朝少し遅刻気味で、クライアントになって言い訳をしようかな~と思いながら焦ってカーテンを開けると、そこにはやはり大阪らしい、都会で地方のにほいのする景色が広がっていました。

 とても安心する、落ち着いたそして、地味な風景で、心がほっとしました。

 喧騒のなかで過ごし、いつも時間に追われているなかで、大阪のなんの変哲もないこの景色はとても好きな景色の一つです。病院をはじめとした医療機関は、過去にない困難と立ち向かう必要があります。それは、一般の組織が通りすぎてきた改革であるかもしれないし、それを凌駕する革命であるかもしれません。

 過去と同じことをしている組織や人は必ず淘汰されます。工夫をし創造をして向上心をもって活動している多くの組織や人がどのような成果をあげているのかをずっとみてきました。皆が大慌てで何かをしなければならないと動き始めているのです。

キャッチアップ、先頭、成功といったキーワードのなかで、生きていかなければならないときに、都会でありながら地方である大阪のこの地の気配が、心を癒し元気をくれるのだと思います。


 そんなことを思い、かもし出す雰囲気にひたってしまったので、さらにクライアントに到着する時間が遅くなったのはいうまでもありません。なんでやねん…。