医療相談や地域連携は病院戦略の帰結です。
すなわち、どのような患者さんをみるのか、どのような患者さんをみないのかといった政策を、かたちにしたうえで、患者さんを紹介してもらう、また紹介するといったことを考えることになるからです。
その意味で、まず現状把握をする必要があります。現場でのオペレーションはうまくできているとしても、政策を明確にすることで、方向を定めたり、具体的な行動を惹起することができるようになります。
まずは、現状を分析し、次のステップに進むことが適当です。
現状分析を行う必要があります。
(1)紹介状の管理
貴院では、紹介状を整理し、履歴を一覧表としています。現状では、それらを有効に活用していません。
これからは、
①どの期間に
②どの診療所や病院から
③どのような疾患について
④何件の紹介があったのか
⑤返送は何十%なのか
といったことを調査しなければなりません(続く)。
「ドクタートレジャーボックス同時掲載記事」