よい病院、よくない病院の見分け方[石井友二]

マネジメントの巧拙が、病院の良し悪しを決めます。多くの病院コンサルティングの成果をお伝えし、自院の運営に役立たせていただくことを目指します。職員がやりがいをもって働ける環境づくりも、もう一つの目的です

医療相談及び地域連携の現状(1)

 医療相談や地域連携は病院戦略の帰結です。

すなわち、どのような患者さんをみるのか、どのような患者さんをみないのかといった政策を、かたちにしたうえで、患者さんを紹介してもらう、また紹介するといったことを考えることになるからです。

その意味で、まず現状把握をする必要があります。現場でのオペレーションはうまくできているとしても、政策を明確にすることで、方向を定めたり、具体的な行動を惹起することができるようになります。

まずは、現状を分析し、次のステップに進むことが適当です。

現状分析を行う必要があります。

(1)紹介状の管理
貴院では、紹介状を整理し、履歴を一覧表としています。現状では、それらを有効に活用していません。
これからは、
①どの期間に

②どの診療所や病院から
  
③どのような疾患について

④何件の紹介があったのか
  
⑤返送は何十%なのか

といったことを調査しなければなりません(続く)。



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