診療所から紹介してもらう患者がどのような患者であるのかを認識することにより、ⅰ)本来紹介してもらう患者さんが紹介されず漏れていることがないのかどうか、
ⅱ)ある時期には紹介があるが、ある時期には紹介がないといった期間的なバラツキや濃淡がないか、あるいは、
ⅲ)同じ診療所から他の疾患の患者さんの紹介を受ける可能性はないか
といったことについて議論しなければなりません。
当地域内で、貴院と診療所双方が、よい関係をつくりつつ、医療的にも、経営的にも満足できる仕組みをつくりあげていく必要があります。
(2)逆紹介・返送の管理
貴院では、情報提供書を整理し、ファイルしていますが、現状では履歴を一覧表としていません。
上記と同じように
①どの期間に
②どの診療所や病院から
③どのような疾患について
④何件の紹介をしたのか
⑤逆紹介を行っているところからは紹介があるか
といったことを検証しなければなりません。
そのことにより、
⑥自院が受けるべき患者さんが流出していないか
⑦自院で受けることができる疾患はどのようなものか
を検討し、積極的に患者さんを取り込んでいくことができるようにしていくことが必要です(続く)。
「ドクターとレジャーボックス同時掲載記事」