よい病院、よくない病院の見分け方[石井友二]

マネジメントの巧拙が、病院の良し悪しを決めます。多くの病院コンサルティングの成果をお伝えし、自院の運営に役立たせていただくことを目指します。職員がやりがいをもって働ける環境づくりも、もう一つの目的です

群馬でのセミナーです

 12日は日本事務器のアテンドで、病院勝ち残り戦略の極意と題してのセミナーを行いました。スキルインフォメーションズさんのコラボでしたが、新潟に続きお世話になりました。さまざまな業態の病院に集まっていただき、1時間30分程度の短い時間でしたが、楽しい時間を過ごさせていただきました。
 実は前回、新潟に行くつもりが、東北新幹線に乗り間違え、また大宮に戻ってから新潟に行ったため、セミナーの時間に20分遅れてしまったという愚を犯しました。なので、今回は超はやめに高崎に行き、それから餃子の王将でラーメン餃子定食をいただき、シーハーさせながらセミナー会場に行ったのでした。

 セミナーでは、
 1.病院の現状
 2.米国はDRGでどう変わったか
 3.病院の置かれている現状
 4.地域一般病床はこうすべき
 5.DPC病院はこうすべき
 6.DPC病院としての機能強化
 7.ケアミックス病院はこうすべき
 8.基本的事項の実施、損益構造の相違
 9.病院原価計算の実施
10.部門別損益計算
11.患者別疾病別原価計算
12.経験曲線、指標管理アイテム
13.一般病床前包括の方法根拠
14.地域の基幹となう急性期病院
15.マニュアルの利用
16.四位一体
17.接遇は技術そのもの
18.時代はメディカルホーム
19.医療介護構造の確認
20.業態にあった改革の実施
という内容でした。

 おまけに医師がやる気になる10のポイントもお話し、結構、この部分が受けていたしして、おまけなのに病院は医師が働きやすい環境をつくることが必要な時期にきているところから、興味をもって聞いていただいたと理解しています。

 メディカルホームがこれからの医療を救うという部分については、詳細説明のご質問があり、若干お話をさせていただきました。医療制度改革のながれや、欧米の医療の変遷を考えるとやはり、メディカルホーム(医療型高専賃)の登場が絶対的な時代になるという説明をしました。

 いずれにしても、病院は自院のポジションを明確にしたうえで、それぞれの業態にあった対応ができるようにしていく必要があります。