よい病院、よくない病院の見分け方[石井友二]

マネジメントの巧拙が、病院の良し悪しを決めます。多くの病院コンサルティングの成果をお伝えし、自院の運営に役立たせていただくことを目指します。職員がやりがいをもって働ける環境づくりも、もう一つの目的です

銀行向けセミナー(動態的与信管理)

 今、私は新幹線で大阪に向かっています。夕方から大阪に本店のある銀行で講演会、というか勉強会をするためです。医療業界の現状と未来というテーマです。医療崩壊がいわれ、病院がどんどん業績を落としています。このままでは破たんする病院がますます増加することは間違いがありません。

 そうしたなか、銀行として病院に対しどのような支援をしてけばよいのか、そのためには病院をどのように見ていけばよいのかについて、またどのような審査を行えばよいのか、日常はどのような数字をチェックし、現状を把握すればよいのかといったことについてレクチャーをするのです。

 私は銀行のコンサルティング部で、企業の分析を行っていましたが、医療はとても特殊です。組織があるものの、小組織の集合体であったりします。それらをうまく統括することができる病院はマネジメント力があり、ふさわしいリーダーがいる病院です。

 銀行のあるべき医療への支援体制を確立するため、志をもった銀行と連携し、これからも活動していきます。