よい病院、よくない病院の見分け方[石井友二]

マネジメントの巧拙が、病院の良し悪しを決めます。多くの病院コンサルティングの成果をお伝えし、自院の運営に役立たせていただくことを目指します。職員がやりがいをもって働ける環境づくりも、もう一つの目的です

渾身の懇親会

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 酒宴では普段仕事のうえではわからない人間模様が繰り広げられます。

人の生き方は彼らがもつ背景により大きく影響を受けます。したがって、その人を知るときには彼らのよって立つ思考や培われてきた経験を知ることに意味があります。お酒を飲むといろいろな話ができ、本当に人となりがわかるようになります。

 この病院は、もともとまとまりのある幹部の方々が運営している病院ではありますが、常に相手を慮り(おもんばかり)ながら、それぞれの立場で懸命に、仕事をしています。

 よくみていると、彼らは個人としても充実した人生を送り、そして仕事では自分の立場を意識し、相手を理解し仕事を進めていく。それぞれの生き方には目を見張る堅実さと安定があるからこそ、活き活きして仕事にも力を入れることができている、という感じがします。

 彼らは、たまに飲み会をして、親睦をはかっているようですが、本当に仲の良い方々であると、つくづく思います。みなその場を最高に楽しんでいらっしゃいました(私はこの懇親会を渾身の懇親会と名づけたのでした)。

 今回はおまけで私も参加させていただきました。

 ところで、昨日は、親睦会の前に、2回に分けて130人の職員の方々に目標管理のレクチャーを行いました。
 レジュメのなかで個人が成果をあげていくためには、
 (1)仕事の知識を身につける
 (2)実際の技術技能を習得する
 (3)段取りをとる
 (4)優先順位をつける
 (5)仕事は集中して行う
 (6)時間当たりの生産性を向上させる
   ①行うべきことを常に頭に入れて行動する
   ②細切れの時間を有効活用
 (7)改善マインドを常にもつ(これでよいのか)
といった話をしましたが、これに加えて

 (8)他者と一体となり組織一丸となって現場を動かすことができる
と追加的に説明すればよかったと懇親会に出させていただき思いました。

 渾身の懇親会でうまい病院のマネジメントが行われる原因の一つに触れることができました。

 これからも益々成果をあげ、地域医療への高い貢献を維持されることを期待しています。