よい病院、よくない病院の見分け方[石井友二]

マネジメントの巧拙が、病院の良し悪しを決めます。多くの病院コンサルティングの成果をお伝えし、自院の運営に役立たせていただくことを目指します。職員がやりがいをもって働ける環境づくりも、もう一つの目的です

ひとりひとりの覚醒が医療を、そして日本を救う

イメージ 1

 人は生まれてから、それぞれの環境のなかでそれぞれの育ち方をします。例え日本人の遺伝子をもっていても、あるとき米国で親が自分を産めば、米国人となる権利をもち、そして日本語の環境に置かれなければ英語で日常を生活するようになります。

 その時点では親がそのままでいたいと思えば、彼らの意思なくその状況になります。彼はりっぱな米国人になるでしょう。

 人は過去の経験や知識、環境により思考を形成し、そのなかで判断を行い、思い、考えて目標を定め成長していくのです。誰に触れたのか、誰の子供として生まれたのか、どのような環境でどのような人間と接点をもったのかにより、大きく影響を受けるといわれています。

 自分があるのも、両親をはじめとした隣近所の町民や住民、友人関係そして学校の先生、行われた教育の内容、そのときの経済状態、経済環境といったものに制約を受け、または支援を受け、育ってきたことを思い出します。

 写真を通じて自分を客観的にみることができることもあり、明瞭に小学生のころ運動会でT君やE君とグランドに立っていたことや、それに付随してK先生に叱られたこと、KさんやOさんに淡い気持ちを覚えたことを思い出します。

 ひとつひとつのきっかけにより記憶をたどることができるということは、その記憶に支えられて、というよりもその事実があり今があることを実感することができます。

 飼育部長として、ちゃぼやうさぎを飼っていた時の感情まで鮮明に思い起こすことができますし、そのときの自分の家の状況や環境、親や兄弟との関係も、自分をつくりあげてきたものであると、よく理解できます。こうしてはいけない、とか、こうすればよいということも自然にそうしたなかで経験をして身に付いてきたのでしょう。
 
 当時はさみしい思いをしましたが、中学から片親になりながら、母親が自分を懸命に育ててくれたこともいまであれば親の立場で実感できるし、得たものも多く、いまさらながらに感謝しています。

 こうした過去から現在(いま)において、影響を受けながらも、しかし自分の意思をもって行動してきたことも確かです。その選択がいまの自分であることは間違いがありません。

 その選択は、振り返ると、ほとんど友人や他人に影響を受けています。影響を受けたが最終的には自分で判断して決定したことには違いはありませんが…。

 高校で職業に合った大学選択、リクルートでの仕事、会計士試験、監査法人への入社、銀行への転職、銀行退職、独立、会計事務所の経営、コンサルティング会社の設立、医療の世界に入るきっかけ、監査法人への加盟・パートナー就任、そしてホワイトボックスの活動を開始、そして…。

 常に何かのきっかけが自分を動かしています。他の影響を受けて自分の思いがそうさせた部分もあるし、思いもよらないところで自分の意思が形成されたこともあります。

 そして、さらに思うことは、影響を受けつつも常に自らが「思わなければ(望まなければ)達成されない」ということです。多くの人がそのフレーズを話ます。私も強くそう思います。

 高校のときに、K君の導きはあったものの会計士として中小企業の支援をしたい。そう思ってから、思い通りの道に進んむことができています。

 中小企業が一部病院にとって代わられたきっかけとして、13年前に医療の世界に導いてくれたHさんにも大きく感謝をしています。しかし、大筋では18歳のときに自分が思った通りの方向であるということは間違いがありません。

 いずれにしても、学ぶことは山のように、というか無限にあり、一生、そして最後のときを迎えるまで、自分の思いを透徹するために闘うことになると思います。時間がいかに重要であるのかわかりながら、まだ細部で自分の行動を合理的なものに変化させきれていないところがたくさんあり反省しています。

 自分の意思が過去の経験や廻りの環境に影響を受けるとすれば、それを認識したうえで、あえて自分を方向づける環境に自らを投げ込むことがこれからの目標です。イメージをつくる。どうなりたいのか、どうしたいのかを強く意識する。

 医療や関連する企業、金融機関との仕事が増えてきています。デベロッパーや建設業界からのオファーも受けていくつもりです。監査法人での仕事や一般の経営コンサルティングにより、200社以上の経営に触れることができた経験も活かすことができるでしょう。

 自分のヴィジョンはほぼ明確です。ホワイトボックスの方向性も少しずつさらに明らかになるでしょう。これから10年間は医療福祉を軸とした大きなマーケットのなかで縦横無尽に闘う覚悟をしています。

 大きく医療福祉の構造が変化するいま、新しい行動様式を生みださなければならないのです。病院も、組織も、もちろん病院経営者も、そして医師も職員も、何よりも患者さん自身も大きく変化しなければならないときが到来したのです。

 関連する多くの産業や事業会社は、日本人がこれからどこに向かうのかを見定めながら、彼ら国民が健康で豊かな生活を送れる環境づくりを行う必要があります。

 私は、これからも医療全体を俯瞰し、どこに課題があるのか、何をすることが求められているのか、そして良心にしたがって私がしたいことを明らかにしながら謙虚にしかし確実に前進していきたいと願っています。

 どのようなときでも前向きで、そして誠実で、力をつけた温かく、そして利他の心をもった多くの仲間たち。ともに成長し進化し合うことを約束し、心の絆にしていきましょう。

 そして今を脱却し、よい方向に変わろうとする強い意思をもつ多くのクライアントの皆さんと仕事ができる喜びをかみしめながら、新しい時代のなかでの困難を乗り越えて、新しい医療提供の仕組みをを必ずつくりあげていきましょう。

 医療の灯を赤々と燃えたぎらせて、多くの国民から医療従事者がリスペクトされる環境を、微力だけれどもつくりあげる作業に、みなで加わって行きましょう。

 私の過去と現在(いま)すべてに、そして宇宙のなかで生かされていることに感謝しています。
すべての人に伝えたい。本当にありがとうございます。

 私、石井友二とホワイトボックス社は、新たなそして重要な次のステップに進むために活動を開始します。