よい病院、よくない病院の見分け方[石井友二]

マネジメントの巧拙が、病院の良し悪しを決めます。多くの病院コンサルティングの成果をお伝えし、自院の運営に役立たせていただくことを目指します。職員がやりがいをもって働ける環境づくりも、もう一つの目的です

えびす屋のTさん

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 京都の病院DD(デューデリ)仕事が早く終了したため、少し、街を歩いてみることにしました。

 銀閣寺方面は、すでに17時を過ぎているため、お茶屋の道を逆歩する観光客が多く、たくさんの人と対抗して道を歩いていくことになります。道の入り口のところに車夫のTさんはいました。
 
 背がたかく、筋肉質でしまっているのでとても足が長く見えます。私も181cmですから、背は普通よりは高いとは思いますが、Tさんはすらっとして、私より随分背が高く、とてもかっこよく見えました。
 何よりも、京都の街を走り回ることが楽しくて仕方がないという風情で、話を聞かせてくれました。

 一日13kmも走ることがあるそうで、たまたま銀閣寺の門前の道で客待ちをしているのだということがわかりました。爽やかな仕事をしている、そして誇りをもって仕事をしている人が、周りを見渡すとたくさんいることがわかります。

 それぞれの思いがあり、信念があり、そしてそれをするためにたくさんの努力をして、何かをしていきたいと成長している人の目は輝き、目線は45度上をみて、前傾姿勢で生きています。声の艶や表情の美しさも人に感動を与えます。

 私も、また一つ、素敵な人に触れて、勇気をもらうことができました。
 人力車のTさんのご活躍を祈ります。