よい病院、よくない病院の見分け方[石井友二]

マネジメントの巧拙が、病院の良し悪しを決めます。多くの病院コンサルティングの成果をお伝えし、自院の運営に役立たせていただくことを目指します。職員がやりがいをもって働ける環境づくりも、もう一つの目的です

北京の街に思う

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 PCのデータを整理していて、北京を訪れたときの写真がでてきました。

 中国のGDPは、あっという間に日本を抜き去り、これから世界大国として君臨していくことになるでしょう。


 中国人には貧富の差はありながら、圧倒的な政治力により、想像もできない数の人民を一定の方向に誘導しています。イデオロギーを超えた戦略的な国策により、経済発展をしていることが写真をみるとよくわかります。

 それも付焼刃的なものではなく、それこそ中国4000年の歴史に裏付けられた壮大な、日本人は足元にも及ばない圧倒的な力を感じます。

 天安門広場に立ち、天安門を遠くに見たとき、この国のとてつもない底力に胸がつまりました。そして故宮を歩き、さらに政治と闘いになれた国のすごさを思い知らされることになります。

 それは万里の長城や、そのほかの歴史的名所そのものの心底にある湧き出るエナジーがもたらすものです。闘い続けてきた国が行う政治と、内向きの矮小な勢力争いに終始する政治とでは、おのずと結果が知れるというものです。

 政権交代もいいでしょう。それにより何かが変わればよいし、捲土重来の闘いを強いられる政党が成果をあげることにも期待しています。しかし、中国と日本の違いを一つ一つ検証するにつれ、胸の奥が苦しくなります。
 
 北京大学との提携のため、冬の北京にも行ったことはブログでも紹介しています。侵略や略奪の歴史を乗り越え、酷寒のなかを生き抜いてきた遺伝子が、国を統一し経済を発展させ、そして国民を守る。私たちは中国に学ぶことがたくさんあります。

 いま、私たちは政治に期待するだけではなく、自分たち一人一人ができることは何かを考えなければならないと思います。

 ほんとうに国民一人一人が現状を的確にとらえ、覚醒し、慈愛をもって自分の生活や仕事を変えていくことができるのであれば、それは大きなうねりとなって、日本を立ち直らせることに必ずつながることでしょう。

 たくさんの写真をくくりながら、そんなことをいま、考えています…。