病院ベッド数が削減されるなかで、医療型高専賃が注目されています。医療型高専賃=メディカルホームといわれていますが、DPC病院の在院日数管理のための門前のメディカルホームと、高齢者のための例えば療養病床の展開や介護療養病床廃止の受け皿として機能する地域メディカルホームとに区分されます。
メディカルホームの運営は難しく、さまざまな制度への対応をクリヤーして作業を進めていかなければなりません。たとえば18平米を維持するために家賃が高めになる。なぜ18平米でなければならないのかが説明されていません。高優賃からはじまった高専賃の概念は、医療型にシフトするなかで、大きく変わっていかなければならない現状があります。
広ければ家賃は高い。医療依存度の高い患者さんは、しかし狭い(18平米は必要ない)部屋であっても対応ができるところから、もう少し狭くしてもよいのではという議論がその一つです。
13平米で許可した自治体もあると聞いていますが、数を多くつくることが必要であるのであれば、やはり一人当たりの面積をもう少し小さくする必要があるのかもしれません。
いずれにしてもメディカルホームに注目です。多くの介護療養病床をもつ病院がコンバージョンとして病床を住宅にしたり、外出し(そとだし)する病院が増加しています。
医療は地域と連携して成り立つもの。地域における介護事業へ浸透し、他の医療機関と連携を強化したながれをつくりあげていかなければなりません。あらゆる業態の医療機関は、メディカルホーム設置に向けて大きく舵を切ることができるのかどうか。
意外と病院には大きな影響を与えることにもなると考えています。私たちホワイトボックス社は、そうした動きに正面から向き合い病院へのコンサルティングを行っていきます。