よい病院、よくない病院の見分け方[石井友二]

マネジメントの巧拙が、病院の良し悪しを決めます。多くの病院コンサルティングの成果をお伝えし、自院の運営に役立たせていただくことを目指します。職員がやりがいをもって働ける環境づくりも、もう一つの目的です

DPCの基本(1)

 DPC病院として存続するためには、まず多くの患者をとることが基本であり基盤。多くの患者をとり、多くの患者を治療して、病院の存在する目的を果たすことができる。患者が入院していないということは、DPC病院の機能を果たせていないこと。患者構造を変えていくのは次の段階。

 したがって、病床稼働率を向上したのちは、述べ患者数を増加させ、在院日数を短縮することが必要となる。施設基準をクリヤーするまでのアローアンスのなかで、稼働率をあげ、次のステップとして増患を行う。増患については、医師を中心とした経営を行っていくなかで自明な行動をとる結果として考えることができる。

 すなわち、当該医師が自ら行いたい治療、地域のニーズに合わせた治療を強みとして、できるだけ特化した医療を行うようにする。
 この治療は○○先生といったながれが必要となる。SWOTが必要となる理由である。これについてはまた次に(続く)。