よい病院、よくない病院の見分け方[石井友二]

マネジメントの巧拙が、病院の良し悪しを決めます。多くの病院コンサルティングの成果をお伝えし、自院の運営に役立たせていただくことを目指します。職員がやりがいをもって働ける環境づくりも、もう一つの目的です

広島の光

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 あさって25日は広島で仕事です。広島と言えば、平和大通りのイルミネーション(ひろしま撮り峯ーション)があります。イルミネーションといえば、復活した表参道や丸の内、そして神戸のルミナリエでしょうか。しかし、ひっそりと手づくりで行われている広島のイルミネーションも忘れてはなりません。

 派手さはない、有名ではない、しかし、小さくても広島で皆が協力してこれが行われていることが重要でさる、と私は思います。どこのイルミネーションも時代のなかで、それが始まった理由をもち、そしてその目的があります。とりわけ神戸や広島は、そうしたもともとある背景のイルミネーションです。

 過去の不幸を弔い、明日の勇気のために光で暗闇を照らす。

 私たち一人一人も、なぜ今光が輝いているのかを心から思い、自らをそのなかに置き、自らも光輝く存在となることで、地域に貢献できる者になろうと決意しなければならないと思います。とくに医療を生業としている職業人は、そうした思いを基礎として自分をつくりあげていかなければ、本当の成果を得ることはできない。そう考えます。

 いま、医療制度が熱く議論されています。単に報酬をあげるとか、あげないとかいう問題だけではなく、国民もどのように地域医療を守っていくのかという視点や、危機的な状況にある日本の医療制度を自らが支えていくという医療従事者の思いが抜け落ちているのではないかと懸念します。

 本当に懸命に使命感をよりどころに日々仕事をしている心ある医療従事者が、報われるような医療制度、そして病院をつくれるよう皆が努力しなければならないのだと思います。

 自らが光り輝く存在になる。そう覚悟し決意する人々が増えてほしい。美しいイルミネーションに癒されながら私もそのなかの一人であることを確認したのでした。