ホワイトボックスは、雪が降りしきるなか、北海道で創業しました。会社設立は翌年のことです。私が監査法人を辞して銀行のコンサルティング部に入りコンサルティングのかたちをつくったのち、独立。
東京を本社として札幌と福岡で支社をつくり、一般企業のコンサルティングを行っていました。医療の仕事が増えてきたため、医療専門コンサルタントをつくることになったのでした。
その後、医療の仕事が増えてきたため、医療専門の会社をつくることになったのでした。北海道では、
百貨店や、スーパー、ドラッグストアーやメーカー、アパレル等々、さまざまな業種のコンサルティングをしていました。
大雪のなか、吹雪のなか、そして晴れ渡った濃紺の空の下で、多くの経験をさせてもらいました。
後に、病院を多く診ることになり、現在では、関西や中国地方での仕事が多くありますが、東京以外の場所では、ほとんどの仕事を北海道でしてきた感があります。
こうして考えると、北海道は、私にとって多くの経験をし、たくさんの時間を過ごした第二の故郷なのかもしれません。そしてホワイトボックスにとれば「生まれ故郷」です。
白銀の世界に囲まれて、私の心も白く、洗われた気がします。静かな時間のなかで、線路の継ぎ目をまたぐガタン、カタン、コトコトという音だけが車内に響いています。
徐々に列車は終点旭川に近づいてきました…。
下車の準備のために私は荷物を整理しはじめることにします。