よい病院、よくない病院の見分け方[石井友二]

マネジメントの巧拙が、病院の良し悪しを決めます。多くの病院コンサルティングの成果をお伝えし、自院の運営に役立たせていただくことを目指します。職員がやりがいをもって働ける環境づくりも、もう一つの目的です

ああ、人は、なんと小さなものよ

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 山陰合同銀行本店の窓から見える宍道湖の湖面には波一つなく、静かに初夏の光に輝き、たたずんでいます。

 いつの日も変わらず、ここにいて、街の人たちに平安と安らぎを与えているのだと判ります。湖のなかにはさまざまな動植物魚達の活動があり、さまざまな出来事があるはずです。
 
 しかし、そうした個々の動きをすべて覆い尽くし、やさしく穏やかに豊かな水を湛えています。社会も同じです。多くの人々が懸命に日々を生きているなか、それでも四季はめぐり、人々の喧騒とは無関係に新しい季節がやってきます。
 
 同じ景色を常につくりながら、まるでそれがはじめてであるかのような感動を私たちに与えます。自然の息吹が活性をもって判る今の季節は、ことさらにそのことを判らせてくれます。
 
 大きなながれに抗うこともできず、自然のなかで、彼らに畏怖をもちながら心を動かす人間よ。人は生き、喜び、悲しみ、妬み、怒り、立ち向かい、挫折し、立ち上がり、納得し、笑い…そして死んでいく。
 
 自然はそうした営みを見てか、見ないでか、理解してか、理解しないでか、何事もないように、また季節を繰り返す。
 
 人はまた、感動し、感謝し、安心し、安らぎ、しかし、また生活に戻り営みを繰り返す。
 一人ひとりの記憶に、残った過去も、いずれ風化し、消え失せて、他人はまた自分の生活に戻っていく。
  
 自然は永遠に続いていくのだというのに…。ああ、人はなんと小さなものか、ささやかなものか。

 日々を懸命に生きることでしか、自分を実感できない人間は、生き続けなければなりません。自分が小さな存在であるからこそ、自立し利他以て、今を強く生きていくことが大切です。
 
 ほんの少しの時間ではありましたが、そんなことをつらつら思い窓の外を眺めていました。とてもゆったりした感じの暖かい時間を生きることができました。


 こんなすばらしい場所で40名以上の営業担当者研修の機会をつくっていただいた地域振興部の皆さん、本当にありがとうございました(真ん中の写真は地域振興部医療担当の方々です)。

 支店からのメンバーも含めた少人数での食事会、とても楽しかったです…。