よい病院、よくない病院の見分け方[石井友二]

マネジメントの巧拙が、病院の良し悪しを決めます。多くの病院コンサルティングの成果をお伝えし、自院の運営に役立たせていただくことを目指します。職員がやりがいをもって働ける環境づくりも、もう一つの目的です

変わるということの難しさ

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 この街に着いたとき、時計の針は18時30分をまわっていました。ホテルのロビーで待ち合わせをした山陰合同銀行S次長(副支店長)は、いつものように自然体で私を待っていてくれました。

 久しぶりに地域での医療の状況を聞き、またどのような案件があるのかについて雑談をしました。
彼とは数年来お付き合いをしてもらっていて、ときどき食事をしています。

 ホテルに隣接するレストランからみえる市内の夜景をみながら、さまざまな話題に花が咲きました。このままではいけないというのが2人のいつもの口癖ですが、まだまだ実行が伴わないもどかしさがあります。

 日本経済が疲弊していることへの懸念をもちつつ、危機感をもたずに過ごす多くの組織人に対する批判は、そのまま自分たちに向けられていることに気が付いています。
 
 中途半端な行動からの脱却。到達点への執着が必要。自己改革への取り組みがイメージになっていないこと。どこかで安心しているとことらあるのではないか。自分の姿を確認するための、重要な会食になりました。

 外は暗く、暗闇のなかに点在する街を照らす灯りも心なしか貧弱で元気がありません。夜は必ず朝となる、という地球自転の営みに期待するほど依存的ではないとしても、自ら闇を明るく照らす材料がないことも事実です。

 大事なことは克己。もっとも実行が困難で、しかしかつ何かを変えるための近道です。

 その日を無事に過ごすことだけを念頭に置くのではなく、日々何かつくりだす。克己があれば、勝つための方法は、誰でも手にすることができます。

 有言実行を日々決意していかなければなりません。