よい病院、よくない病院の見分け方[石井友二]

マネジメントの巧拙が、病院の良し悪しを決めます。多くの病院コンサルティングの成果をお伝えし、自院の運営に役立たせていただくことを目指します。職員がやりがいをもって働ける環境づくりも、もう一つの目的です

銀行の医療への関与(1)

 以前、銀行の営業専担研修会で示した資料です。


1.営業の基本的行動
(1)企画商品サービスの販売のために営業
  ①既存の商品サービスをそのまま販売 
  ②一般的な病院用の企画にアレンジしたうえで販売

(2)シーズやニーズをキャッチし、自行の商品サービスを駆使して営業
  ①先方シーズを探索し、イージーメードでの企画提案
  ②先方ニーズを聴取したうえで、オーダーメードありとあらゆる商品サービスを提供


2.上記が実施される要件
(1)本部がマーケットをみて常に商品サービス開発を行える
 
(2)支店業務推進を行える組織がある(営業企画、ツールが確立している)
 
(3)政策や目標が明確である

(4)現場は常に学習を行い、本部からの指示を的確に行動に結びつける(マクロ)
 
(5)現場で何が起こっているのかをつぶさに知り行動に結び付ける(ミクロ)
 
(6)思想や知識の裏付けにより、営業担当者が能動的に行動する


3.医療と介護
(1)高齢者が増加するなか、医療・介護に対するニーズは増加

(2)医療・介護のシステムは一応確立されている

(3)労働集約的であり、誰が何をするのかにより大きくパフォーマンスが異なる

(4)業態が複数あり、提供できる機能が大きく異なる

(5)細分化された機能に対し、それぞれのニーズが存在する

(6)マネジメントによりパフォーマンスが異なる可能性が高い

(7)但し、どうしてもハードに影響を受ける


4.医療の現状と未来
(1)世界に先駆けて高齢化

(2)国はベッド数を減らし、業態を整理したうえで質を維持しつつ合理的な医療を行おうとしている

(3)優劣がつきはじめた(残るところと残れないところが明確に峻別されてきた)
  
(4)淘汰が始まっている

(5)消費税問題は医療経営を大きく左右する

(6)高齢者は増加するが、所得と場所を原因として、医療難民や介護難民が続出する可能性が高い


5.銀行にとっての医療
(1)課題が明確である

(2)資金が動き始めた
  
(3)銀行として地域を守るという公共性もある
  
(4)医療を中心としてあらゆる事業への営業を行うことができる
  
(5)医療を中心として地域経済の活性化を図ることができる
  
(6)クリエイティビティの発揮できるドメインである
  
(7)あらゆるストラクチャーを活用できる   

(8)マネジメントの改革により救われる病院も多い

 銀行として、地域医療をどのように支援していくのかを明らかにし、銀行の活動に方向性を与える研修でした。さらに、後半を次回に開示します(続く)。