よい病院、よくない病院の見分け方[石井友二]

マネジメントの巧拙が、病院の良し悪しを決めます。多くの病院コンサルティングの成果をお伝えし、自院の運営に役立たせていただくことを目指します。職員がやりがいをもって働ける環境づくりも、もう一つの目的です

DPCと高専賃の密接な関係について

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先日土曜日、東京の会場で保健・医療・福祉サービス研究会主催の「病院経営刷新と経営戦略セミナー」で講師をさせていただきました。元聖路加の中村彰吾先生とご一緒でした。

 私の担当のタイトルは「更なる改革を予定される急性期
(DPC)病院の将来展望と
急性期医療の機能向上に貢献する
医療型「高齢者専用賃貸住宅」
の活用の実際」という少しながものです。

 テーマは、
 1.日本の経済環境から医療が厳しい状況に置かれる
 2.優劣をつけるこれからの医療制度改革
 3.DPC病院の現状とあり方
 4.受け皿病院の現状とあり方
 5.DPC病院はこうなる
 6.病院マネジメントはこうなければならない
 7.ディチャージプランニング(退院支援計画)のための医療型高専賃
 8.受け皿病院の機能と役割
 9.医療型高専賃の類型とあり方
10.医療型高専賃の現状課題
といった感じでした。

今後DPCが先鋭化されてくる、平成28年にすべての一般病床はDPC化する、そして業態の大きな再編成があるといったなかで、病院は増患と退院支援政策がもっとも重要な戦略になる。

 地域型医療型高専賃と門前の医療型高専賃の重要性が増してくる。しかし、ココチケアで高専賃を最大の努力を行い医療型高専賃を運営している結果、実はあるべきかたちでの高専賃運営はとても難しい。乱立する高専賃のなかで、本当に正しい運営をしているところは少ない。そのためにはこうしたことに注意しなければならない。そのことが医療の業態別運営を容易にし、地域医療介護を円滑に進める大きな力になる。
 
 といったレクチャーをさせていただきました。

 台風14号のなか、遠方からいらしていただいた聴衆の皆さま、本当にありがとうございました。
 改革に向けた活動へのご質問もいただき、また、病院改革への決意もお聞きし、私もエネルギーをいただいた時間でした。

 私たちホワイトボックス社も、本当に何かを変えていかなければならないと考える多くの医療関係者の方とともに大きなながれをつくりあげるため、日々研鑽し成長させていただけるよう頑張っていきたいと思います。

 写真は、お世話になったKさんです…。