よい病院、よくない病院の見分け方[石井友二]

マネジメントの巧拙が、病院の良し悪しを決めます。多くの病院コンサルティングの成果をお伝えし、自院の運営に役立たせていただくことを目指します。職員がやりがいをもって働ける環境づくりも、もう一つの目的です

DPC協議会in大阪2011(午後の部)

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午後は、TMGの松井病院事務長原田恵司氏を座長としたシンポジウムが開かれました。

 「達人に学ぶDPCデータ活用術」と題し、浜脇整形外科病院理事浜脇澄伊氏、美原記念病院医事課課長内田智久、山口済生会下関総合病院企画建設対策室主幹中村敦氏による個別講演ののち、座長を司会にシンポジウムは進行しました。

浜脇氏は「疾病別原価計算による医師とのコミュニケーション活性化」、内田氏は「DPCを用いた組織マネジメント」、そして中村氏は「地域医療分析へのDPCデータ活用」といった演題での講演をされました。

浜脇氏は、原価計算を使い、医師とのコミュニケーションを活性化し医療の質につなげていっているという実績を説明されましたし、また内田氏はSWOT分析を通じ出した課題をDPCを行うなかで解決し、結果を現場に示すことでモチベーションをあげようという説明されました。

 そして中村氏はDPCデータでマーケティングを行い、設備投資や医師への動機喚起を行う、という説明がありました。実務に即した発表であり、それぞれの病院の思想や事情が透けて見え、とても興味深い時間を過ごすことができました。

これからの現場マネジメントに活かすことができるよう今日学習したことを再整理し、より理解を深めて行きたいと考えています。セミナーをお手伝いいただいた多くの皆さん、大変ありがとうございました。感謝します。

なお、写真は、伊藤先生と浜脇氏、セミナーの準備を引き受けていただき、閉会の辞を述べられた社会医療法人ペガサス理事長馬場武彦先生、いつもいつも裏方に徹していただいた国際医療福祉大学助教黒田史博先生です。