朝の風景

　朝早くの新橋から銀座にかけての風景です。車はほとんど走っておらず、静かです。もちろん街は動いていて、これから一日がはじまる前の準備をしています。あっという間に終わる一日であっても、街な入念な準備を行い、朝を迎えます。

　既にＪＲや地下鉄はとっくに動きだしていて私たちを迎えてくれていますし、さらに荷物を運ぶ人がいたり、また開店の準備をしたり…。多くの人の日々の仕事の結果、何かが成り立ち、そして何かが始まることを、朝を知る人は理解できるはずです。

　このあたり一帯は朝と昼、そして夜の顔もまた違いますが、静寂の街が喧騒な街に変わるそのながれは、人々の活動そものもです。人が街をつくり、街の機能を引き出し、そして自らも活きて行く。街はその意味では、そこに関係する人そものものであるかもしれません。

　街の朝をみていると、この街の一日を想像して、とてもわくわくするのは、人がまたここでたくさんの活動をすることが見えるからだらかもしません。朝がとても楽しみです。