よい病院、よくない病院の見分け方[石井友二]

マネジメントの巧拙が、病院の良し悪しを決めます。多くの病院コンサルティングの成果をお伝えし、自院の運営に役立たせていただくことを目指します。職員がやりがいをもって働ける環境づくりも、もう一つの目的です

銀行というところ

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 銀行に勤務していたことは私にとってとても有用な出来事です。
 監査法人はとてもフラットな組織で、専門職である会計士と事務の方でしか組織が形成されていません。代表社員(理事を含む)、社員、マネージャー、シニアとかいった名称はあるものの、基本的には同じ職種の人が同じことをしているわけで、なかなか珍しい組織でした。いまでこを5000人ほどの陣容になっていますが、私が入職した当時は数百人の小さな組織だったように記憶しています。

 銀行に入行したときにはやはり5000人といった人数の銀行でしたが、信託銀行であったこともあり、できないことはないといった商品サービスを揃えていて、どのような取引先のニーズにも応えることができたという思いがあります。

 通常の銀行業務に加え、コンサルティング、M&A、信託、不動産、年金、投資、資産運用、証券代行等々あらゆるジャンルでスペシャリストが活躍していました。今から思うととても銀行員には見えない人達が、縦横無尽に動いていた記憶があります。バブルまっさかりといった時代背景もあり、銀行員の最後の晴れ舞台的な環境でした。

 そのときのコンサルティング部の仲間は、あるものは吸収したメガの執行役員になり、そのまま支店長や部長になり、またまだ、コンサルティング部の幹部として現場で指揮をとり、現場で活躍しているスタッフもいます。

 もちろん実業界で多くの卒業生が活動しているのはこのブログでも紹介済みです。何れにしても皆それぞれの道を歩んではいますが、やはり当時一緒に活動したころの時代を背負い、あのときの元気のままで活躍しているメンバーが多くいるようです。

 ここで紹介するSさんは、中国地方に本店をもつとても業績のよい地銀の支店長です。彼は医療について深く関与し、地域の医療関係者の間では名を知られています。とても銀行員とは思えない押しの強さと行動力には目を引くものがあります。

 新任の支店長ではありますが、広島を中心に熱く医療介護について語り合う機会を多くもっています。これから広島地区の医療福祉への重点的な関与を行うなかで、必ずや銀行員としての使命を果たしていくものと期待しています。