よい病院、よくない病院の見分け方[石井友二]

マネジメントの巧拙が、病院の良し悪しを決めます。多くの病院コンサルティングの成果をお伝えし、自院の運営に役立たせていただくことを目指します。職員がやりがいをもって働ける環境づくりも、もう一つの目的です

事務長と二人三脚

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 H事務長です。この日は二人で当日の会議の進め方や作業の段取りをとりました。

 事務長からはいつも私が病院を訪問させていただくと、ミーティングを一番にしていただき、その日の予定を時間別に示していただきます。

 当院は地域に根差した医療を行うことで広く知られており、多くの地域住民がこの病院を目指して受診するまさに地域密着型病院です。

 多くの頑張るスタッフを導き一定の方向に誘導していくためには院長(看護総師長をも含む)を中心として、病院経営幹部が不断の努力を行う必要があります。

 この病院においても、リーダーシップを発揮する院長のもと、副院長、事務長がそれぞれの役割を果たし、また中間幹部がさらにやるべきことをやるというながれができつつあります。

 改革すべきことは永遠になくなりはしないのが組織の特性ではありますが、院長を中心とした幹部に継続的な組織運営が委ねられており、事務長の役割にはとても大きなものがあります。

 休みもあまりとれないなか、頑張っている経営幹部の皆さんがより高い成果をあげることができるよう期待しています。事務長のリーダーシップがその中心的な役割を果たすことになると考えます。