調整係数問題は明らかにDPC病院の盛衰を決定する要因の一つ。これからの行方が注目されている。日本の国民皆保険制度は世界に誇る素晴らしい制度だがが、国民所得のこれだけのマイナスは少しずつ負担感を大きなものにする。
議論されている一回いくらという個人負担増も原資不足解消の苦肉の策。本質的な財源や医療制度における国民負担と役務提供について十分な議論を行い、小手先ではない制度構築が期待されている。
何れにしても土曜日に理事会の後行われたDPC協議会の総会無事終了。古城先生の司会で進められた総会には議決権を得るに足る正会員の出席あり。ここでは、さらに新しい時代にむけた活動が発表された。
また、新たな一年のスタートがきれた。
なお、社会保障改革に関する集中検討会議で、一般病床が高度急性期、一般急性期、亜急性期の三区分に分けられ、亜急性を除く二つの病床毎のDPCができる気配になってきた、と高橋泰先生から報告。
結局のところ、国もどのような医療政策をとればよいのかの方向は判っており、一部は対処しはじめていますが、まだまだ混とんとしたなかで試行錯誤的に政策が決定されていくことが理解できた。
よい方向に進むことを期待している。
参考:twitter記事