よい病院、よくない病院の見分け方[石井友二]

マネジメントの巧拙が、病院の良し悪しを決めます。多くの病院コンサルティングの成果をお伝えし、自院の運営に役立たせていただくことを目指します。職員がやりがいをもって働ける環境づくりも、もう一つの目的です

スキルインフォメーションズは医療ソフトの展開

イメージ 1

 写真はスキルの杉本社長です。当社が監修したマニュアルソフトとリスクマネジメントのソフトの販売をしています。

 マニュアルの基本となった理論であるナレッジマネジメントでは、個人のうまいコツやノウハウをマニュアルに記載することで暗黙知を形式知化し、個人知を組織知とするとともに、マニュアルを教育のための媒体として使うことで、組織知から個人知への展開を行うことを意図しています。

 マニュアルはすべての病院におけるナレッジ(知識)の集約されたものであり、したがって教育のための基本的ツールであるということができます。これらをメディカルナイスナレッジは、容易にウェブ化し、紙媒体のマニュアルよりも作成しやすく、また管理しやすくしたというところに特徴を持っています。

 現状多くの急性期病院を中心に販売を伸ばしておりこれからが期待される商品です。


 またリスクブロックと名付けられたリスクマネジメントのソフトは、統計をとる管理をする、といった煩わしさを現場から排除することのなめに作成されたソフトです。マニュアルが作成されているかどうかについても「マニュアル化率」ということで表示されたり、対策をとるたびアクシデントがどれだけ低減しているのかをも表示する機能もあります。

 何れにしても、ソフトを活用して現場の生産性をあげていかなければ、在院日数が短縮されるなか、益々現場は忙しくなり、考えたり、創造したりという時間をとることができない状況になることは間違いがありません。

 生産性向上は、質向上の結果である、ということを念頭において仕組み構築を行う必要があり、そのためにはこうしたソフトを活用することも一法であると考えます。

 なぜか、杉本社長の目は力強く先を見つめている気がします。多くの医療機関との間で、新しい取り組みが行われることを期待しています。