都丸先生(左側)と望月先生、写真には写っていませんが、二ノ宮先生に私はさまざまな実務を教えてもらいました。
試験に合格し、二十代で入社し本格的な社会人(?)になった私は、監査法人では右も左もわからず、先生方には随分ご迷惑をかけたと思います。
この日は83歳になった都丸先生を囲む会、すなわち我々の部門の同窓会でした。
上野のレストランで開かれた会合には、ほぼ20年間ほどの間に部門を通りすぎた会計士が、既に私のように監査法人を卒業して独立している人を含め30名以上集まりました。
下の写真の米国での勤務を経て帰国した優秀で、かわいい後輩のS君(左)、私の二年前に入社した真面目なTさん(中)、complianceの塊のような、お世話になったK先輩。
彼らは皆しっかりとした考えをもつ会計士たちです(酔うと少しおかしくなる人もいます…)が、いろいろなエピソードをもち内実を知っている私たちにお互いの隠し事がありません(わかりませんが…)。
ということで、久しぶりに会った人もいるものの、あっという間に昔の関係に戻ることができたのでし
た。
私でいえば、
・関与先の超大手の企業で、100枚以上ある手形にお茶をちょっとこぼしたり、
・工場に棚卸立会で訪問したとき、梯子が腐っているのを知らず、天辺にある残量ゲージをみるために、 30mの高さの貯蔵タンクに登って降りれなくなったり、
・監査先の銀行での監査講評で、問題点を指摘したところ翌週何人もが左遷されてしまったこと、
・先方の監査役に報告しようとしたとき、自分が作成した調書がよく読めずに難儀したことなど、
さまざまな出来事について、皆から話をしてもらい、「そういえば、そんなこともありましたね」と、冷や汗ものであったことを思い出したのでした。
いずれにしても、「昔はこうだったけど、楽しかったね。で、どう?最近」「いやいや、こ~であ~で…。そ~なんだぁ~」、ということで大いに盛り上がる時間を過ごすことができました。
いま、私が医療介護の仕事ができるのも、数百社にわたる監査法人での大手企業の監査や銀行でのコンサルティング経験があるおかげです。歴史、そして仲間は大切にしていかなければ、と深く思った上野公園での時間でした。
なお、都丸先生が米寿までこの会は毎年盛大に続けることになりました。来年がとても楽しみです。