ヨーロッパのギリシャ支援体制が一応整い、株式市場も落ち着きを取り戻したように見えます。
しかし実際には、本質的な問題はまったくそのままであり、対処療法によりなんとかデフォルトやそれに続く連鎖的な他国の国債暴落への処理が行われたにすぎません。
日本の財政もひっ迫しており、年金問題や消費税、増税、医療費の自己負担増といったことが議論され、これから私たちはどのように対応していけばよいのか手探りでの日々が続きそうです。
今日の日経新聞には介護費用の2割負担のや介護給付の制限といった記事が載っていました。
- 年金の財源は不足するは、
- 医療費の自己負担は増加するは、
- そして介護保険まで
ということになると、これからどのようにお年寄りを守っていけばよいのか不安になります。
もちろん我々も介護保険のお世話になるときが必ず来るわけで、そうした意味からも私たちができることは何か、ということについて真剣に考えざるを得ません。
ただ、政治や経済、あるいは日本をこんな国にしてしまった体制に対し私たちが影響を与えることはとても難しいことであり、もどかしく思います。
できることは、今の生活をしっかりとみつめ、どう行動すべきなのかを決定することでしかありません。
地に足をつけ今行うべきことをどのように行っていくのか考え、行動していくことが適当です。
右往左往しても何も始まりませんし、自らの能力を高め、仕事を着実に行い、成果をあげていくことが求められているのだと思います。
仕事の付加価値を高め、提供することをどのような時代であっても環境においても継続していくことができさえすれば生まれてきた使命を果たすことができます。
所得が減ればそれなりの生活を組み立て、また体力がなくなれば、そのなかで最大の意識をもって肉体を管理する。その場その場でベストを尽くしているという実感さえもつことができれば、健全な精神をもつことができます。
誰のせいでもない、自分の人生は自分でつくる。
自分の環境は自分で乗り越える覚悟があれば、時代を乗り越え、いまの自分を凌駕することができると考えています。誰かを憎まず恨まず羨まず、足元をみて行うべきを行う。清々とした人生を、いまだから生きていく必要があると思います。
やりたいこと、やらなければならないことを決め、その実行のために計画を立て、果敢に行動していきましょう。