よい病院、よくない病院の見分け方[石井友二]

マネジメントの巧拙が、病院の良し悪しを決めます。多くの病院コンサルティングの成果をお伝えし、自院の運営に役立たせていただくことを目指します。職員がやりがいをもって働ける環境づくりも、もう一つの目的です

業務改善の着眼

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業務改善は、仕事をより良いものに変えていくことをいいます。日頃、継続して実施すべき事項です。

 

言い方はどうであれ、うまく、はやく、やすくというキーワードで仕事を行えるように工夫・創造することが重要です。「うまく」「はやく」は仕事の質を高めることですし、また、「やすく」は合理的にということであります。

できるだけスピーディに、そして無駄を省き、しかし仕事の質は落とさない、というやり方を開発していかなければなりません。
そのためには、日々、以下のことに着眼して仕事をしなければなりません。

 

  • チェックシートを作成する
  • マニュアルを整備する
  • 手順を短くする
  • 書類のフォームを変えてみる
  • 仕事のながれを変えてみる
  • 仕事の分担を変える
  • 仕事をする時間を変える
  • 動線を短くする
  • 整理整頓を行い、捜し物をする時間を短くする
  • 所在を明らかにしてもらい、捜す時間を短縮する
  • 事前に打ち合わせをして齟齬をなくす
  • 時間を意識した行動を行う(タイムマネジメントの実施)
  • 優先順位の高い仕事から処理をする
  • 日々行う必要性が低い仕事を、ある時期にまとめて行う
  • またはまとめて行っていた仕事を日々に分けて実施する
  • 他部署との間にある衝突をなくし、スムーズに仕事が進むようにする
  • (常に他人の支援を行う結果、)社内外に自分の支援者を数多くつくる
  • 仕様を変える
  • 種類を変える
  • 量を減らす
  • まとめて購入する
  • 外注から内製化する
  • 他部署で行っていたことを一元化することで生産性を向上する
  • 価格交渉を行う

といったことがそれらです。

厳しい環境を迎え、従業員一人ひとり、リーダー一人ひとりが、業務の流中で上記に留意し、少しでも成果を挙げられるよう対処することが必要です。