よい病院、よくない病院の見分け方[石井友二]

マネジメントの巧拙が、病院の良し悪しを決めます。多くの病院コンサルティングの成果をお伝えし、自院の運営に役立たせていただくことを目指します。職員がやりがいをもって働ける環境づくりも、もう一つの目的です

香港島に渡って

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 FB(フェーズブック)をチェックしていただいている方々は、先週私が香港を訪問していたことはご存じだと思います。

 中国をはじめとしたアジア各国での開業や、それらの国々からの患者を日本に呼ぶシステムづくりがテーマでした。

 香港をヘッドクオーターとした事業はCEPA(中国香港経済貿易緊密化協定)を活用したものとなり、日本企業が中国での事業展開を容易にするとという想定のものでの対応でした。

 しかし、実際に認識できたことは、2015年施行と言いつつ、なかなかうまく機能できないディテールでの問題があり、中国、とりわけ広州においても浸透していないところがある、ということや日本が新成長戦略にあげた医療介護におけるメディカルツーリズムが中国や香港ではほとんど意識されていない、それどころか結局は内需拡大のネタがないなか、経産省がただそれらを掲げただけで日本としてはやる気もないし、実効性がないのではと、政府関係者の声を聴くにいたり、多いに失望したツアーでした。

 しかし、一方で九州と香港の経済活性化に向けた動きや親日家が多い香港の富裕層の状況、さらには香港、中国でも医療介護が次の新たなサービス産業として注目を浴びていることも認識でき、また医療制度や医療機関の動向、介護事業への大きな期待など、生の声を聴くこともできたことは成果でした。

 これからは独自のサベイと活動により、間違いなくマジョリティとしては質の高い日本の医療と介護のシステムをどのようにアジアに展開及び拡大していくのかについて懸命に活動をしていこうと決意するにいたりました。

 多くの医療関係者や介護事業者がすでに動きはじめているという事実もあり、日本の医療介護への期待も増していることも肌で感じることができました。原発で大きなマイナスイメージを持たれた日本ですが、それでも医療介護サービスを享受したいというアジアの方々に適切な環境を提供できるよう、多くの日本の医療関係者とも話が進んでいます。

 歯科をも含めたインタラクティブな活動が開始できるよう、努力したいと考えています。

 チムサツイから船に乗り、船内を撮ったもの、 中環(セントラル)に到着したあと、波止場から九龍にある484メーター(世界第4位)の118階建てのICCをみたもの、それに活気のある金鐘(アドミラリティ)の地下鉄駅の様子です。

 どちらも元気な香港が伝わってくる写真だと思います。