よい病院、よくない病院の見分け方[石井友二]

マネジメントの巧拙が、病院の良し悪しを決めます。多くの病院コンサルティングの成果をお伝えし、自院の運営に役立たせていただくことを目指します。職員がやりがいをもって働ける環境づくりも、もう一つの目的です

大忘年会は、けじめの会

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 3.11から日本は一変しました。これだけの大きな災害を目の前に、足が竦む思いで当時を過ごしたことを随分と後悔しています。何かを乗り越えるための努力をしてきたのかということや、他のために何かでたのかという後悔が自分を苛むこともありました。

 大きな不安のなかで行き場を失うことのないよう、努力を重ねることが必要だとわかりつつ、自分の弱さに負ける日が、まだ多いことも事実です。しかしいくつもの荒唐無稽や目標や義務を自らに課すことにより、なんとかその状況を抜け出そうと徐々に考えはじめています。
 日々の慌ただしさにかまけて行うべきことを行わないことからの脱却です。


 年度末になり、こうした忘年会に参加すると、私たちは主催者ではないので、運営に意識をもつ必要がないこともあり、一年間の振り返りと新たな決意を行うことができます。普段考えていることを、さらに深く考えるきっかけにもなり、とても有益です。 

 この病院の忘年会はもう連続7~8回は出席させていただいているでしょうか。年間の予定のなかに当初から組み込むかたちで、仕事と併せて訪問させていただいています。大きな法人で病院も3つ、施設多数をもつことから、全職員数は2000人を超え、連続して数百人の忘年会が開催されます。

 これだけながく当院に入らせていただいていると、まつわるエピソードは数多くありますが、改めて年に一回幹部の方々とさまざまな経営の話ができる機会ができとても充実した時間を過ごせます。どちらかというと実行委員会の方々が企画して行うイベントをあまり気にかけることもなく、医療制度改革や診療報酬、来年の戦略立案といったとことでの話ができるからです。

 とはいっても、T院長はご覧のとおり人気者ですので、常にスタッフから挨拶や記念撮影があり、なかなか私一人が独占することもできません。ときどきは、私自信が、こうしてカメラを向けシャッターを押すことになるのでした。
 スタッフの笑顔が明日の医療の活力になることをフェンダー越しに祈りながら、私は何度も何度もシャッターを切るのでした。

 なお、下の写真の女装している男性2人は、先ほど歓声のなかで見事に舞台を終えた研修医の方々です…。