よい病院、よくない病院の見分け方[石井友二]

マネジメントの巧拙が、病院の良し悪しを決めます。多くの病院コンサルティングの成果をお伝えし、自院の運営に役立たせていただくことを目指します。職員がやりがいをもって働ける環境づくりも、もう一つの目的です

情熱の街

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 銀座にある小料理・割烹なか村のいつもかっこいいマスターNさんと筋肉もりもりのKさんです。

 ここは、ちょっと羽を休めるといった趣のお店ですが、銀座らしく、写真のように元気のよい板前さん達が、いつも品のいい、そして新鮮なネタを、出してくれます。私はたまにしか来ませんが、友人や気軽なお客様と訪れるには、ちょうどよい雰囲気のお店だと思います。

銀座は、虚構と虚栄、達成感と失楽が交錯する街。景気が良いときには賑わい、不景気のときには凋落する、経済を表し、人々の心や活力を投影する場所です。

 銀座を好きな人たちは、銀座に飲みに行くことで自らの成功を確認し、銀座に行けなくなることで自らの失敗を思い知らされる。銀座は、彼らにとって自分達の気持ちを投影する象徴なのだと思います。

 もちろん、私は彼らに組みしていないし、仲間にも入れはしません。

 しかし、事務所が銀座なため、折に触れ、そうした人々の喜怒哀楽を見ていると、彼らは目標をもち、懸命に闘っている人々であることも判ってきます。
 どのような価値観をもとうと、彼らの大半が自分達の仕事において、何らかの成功を勝ち取りたいと渇望し努力している人達であることは間違いがありません。

 自分はこうだから、と自らを納得させ、今が無事であればいいと小さくまとまとまってしまう人達。正面をきって壁を乗り越えようとしない、闘わない人々とは一線を画した人達です。

そうしてみると、銀座で飲めるとか、飲めないか、遊べるか遊べないかをメルクマールの一つとすることが良いか悪いかは別として、私の比較的好きな人たちであることに気が付きます。自分で目標を決め、何かを達成したら自分を評価し次の目標に向かう。

このお店で食事をすると銀座を愛する常連客によってつくりだされた空間に漂う情熱を、ひしひしと肌で感じることができるのでした。